ラジコンヘリコプターで、モノを運んだり農薬を散布したり、空撮したりという作業は、今ではすっかりドローンに置き換わったようです。ラジコンヘリコプターは高価で操縦が難しく風下に立つとプロペラが危険な飛翔体ですが、ドローンは1万円以下のオモチャで十分遊べます。オモチャで遊べるということは、手軽に操縦できて比較的安全に、かつ、安価に遊べるということです。
パソコン操作と同じで、ヒトが進化したのではなく、モノが操作しやすいように進化したのです。
ドローンが、飛行機やヘリコプターの進化形でなかったように、乗り物の未来も130年前にダイムラーやベンツが作りだした自動車の延長上にはないのではないか? というのが、DonkeyCarの世界に秘められた可能性だというわけだ。模型からならまったく違うモビリティが生まれることだってありえないわけではない。 ドローンやDonkeyCarなど最近の話ばかりではない。たとえば、電話は同じ私信ではあるが手紙から生まれたものではない。手紙の進化の到達点は、たぶん伝書鳩か気送管だ
デジタルトランスフォーメーション(DX)