
貸したカネはあげたものと思え、戻ってくるのを期待しない方がいいというのが世の中の定説です。
返すあてもないのに友人知人親類からカネを借りるという設定のドラマがよくありますが、実生活では一度だけ経験したことがあります。借りる役ではありませんでしたが、この時はカネを貸してくれとは言われませんでした。今思えば回復不能な重病を患い、職も失いという苦しい状態でキャッシュフローに行き詰った場面だったようです。結局この人に会って話をしたのは、カネを渡した日が最後でした。その次はICUでの面会、そして葬儀告別式となりました。供養の前渡しみたいな感じになりました。
別にもう1件ありますが、このケースは勉強になりました。取引先のカウンターパーソンで私的な出費がかさんだので一時しのぎに貸してくれというものでした。今まで以上に商いの距離が縮まれば幸いと思いましたが、期待は裏切られました。距離は縮まらず、なんとなく疎遠になりました。稼ぎ以上にパチンコの出費がかさんで、返済ができなかったようです。それでも1年後にまとめて返済がありました。取引先はその1年後に倒産しました。倒産1年前から取引をやめましたので私的な金銭のやりとりもなく、損切りしないですみました。勉強したおかげです。