1907年代、全国の大学で民主化運動が盛り上がり、学生と教職員との間で団交という名の全学集会が開かれていました。今思えば、日大が民主化運動のターゲットになるほど非民主的学園だったようです。
何はともあれ、当時の大学当局は、一部の例外的な大学を除き、無方針の方針をとっていたような気がします。何もしないということで、大学は4年で通過する学生を右から左に流していたのだと思います。
そして、大学卒業し、就職し、バブルを迎え、その後失われた20年の間に成果主義と若手登用が私企業のデフォルトになりました。団塊の世代は、最盛期に年功序列とエージグループの弊害を訴え、改善を求めました。そして望みが叶いました。年功序列が廃止され永年勤続の保障がなくなり、成果主義が市民権を獲得しました。
皮肉なことに、成果主義と若手登用で退場を迫られたのは、推進役であった団塊の世代でした。我々の世代には、「毎日が日曜日」という年金支給までの辛い暮らしが待っていました。
その辛い日々をしのいで生き延びた後期高齢者は、趣味の世界で名をなしたり、部長どまりであった勤め人稼業に見きりをつけて起業して社長を名乗り、健康寿命を延ばそうとする人が増えました。
休みができたら何をしたいというのは、愚問です。
まもなく、永久に休みになる日がやってきます。
その時になってから何をするかを考えても遅くはないでしょう。
時間はたっぷりあるはずです。
問:1日休みができたら何をしたい?
答:何もしない
▼本日限定!ブログスタンプ