カントリーマネージャーの話し | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

欧州の大手企業の日本のカントリーマネージャーの話し。

 

1年間の事務所運営予算が決まると、年度末までに全額使いきります。

契約により目標達成するとボーナスが支給されます。

目標達成は2年目から厳しくなり、3年目から次の職場をヘッドハンターがオファーしてきます。ヘッドハンターも有能で高給なビジネスパーソンを外資で転がすことで高額な手数料収入が入ります。

 

運よく、15年ほどこのサイクルで渡り歩くことができた人は、余力のあるうちに起業して今までの人脈をカネに換えていきます。お上手に外資を渡り歩いた人は、高層マンションの住人となり、その子供たちがBMWに乗って六本木に繰り出します。

 

こういう成功事例に乗り切れなかった人たちは、もちろんたくさんいます。

カントリーマネージャーの頃は、どこにいくにもタクシーを使っていたのに、事業主になると公共機関を乗り継いで商いをします。他人のカネは使い、自分のカネは使わない。これが負け組のパターンかもしれません。

 

勝ち組はこういいます。

カネは使わないと入ってこない。