結局なすすべもなく、終わりを迎える | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

とある地方都市の同じ町に同じ経営者が商いをする事業所が複数あります。

ひとつはサービス業、もう一つは物販業。

資本関係はありません、経営者が同じというだけ、人材の交流はありません。

優良な物販会社の儲けをかたにして、銀行が融資を続けるサービス業の会社がかろうじて存続しているのが実情です。

 

当然ながら、かろうじて存続している会社と儲けている会社の従業員の待遇は3倍ほどの格差が生じています。1日8時間、週休2日という同じ環境ながら、商いの結果に大きな差がありますので従業員の手取りにも差がでます。

 

低賃金の会社で働く従業員は、もう少し給料の高い転職先を探しています。一番の近道は、儲かっている物販会社への転職ですが、これは先例がありません。業界が違うというよりも、軽自動車しか運転したことがないドライバーが観光バスを運転するぐらいにハードルが高いのです。

 

儲かっている会社は、有料の従業員教育を実施して日々労働生産性を高めています。従業員は辞めません。報酬が売上貢献度に比例しているので、がんばります。社内からは同僚の悪口や待遇にかかわる不平・不満は聞こえてきません。相応の手取りが口を封じています。

 

一方、債務超過の会社は、最低水準の給料の遅配や施設メンテナンスの資金不足に悩まされていますので、従業員のモチベーションは期待できません。そうこうしているうちに、磨けば輝いたかもしれない玉はいなくなり、売上目標を達成するのに頼りになるスタッフもいなくなりました。

 

カネがすべての世の中でしょうが、かろうじて存続している会社が、従業員に儲かっている会社と同じ水準の給与をだしたところで、会社が期待する結果がでてこないと思われます。今の3倍の給料をだすから3倍の結果をだしてくれと言われても、やったことがない従業員には無理な話です。

 

3倍の給与をもらっていたスタッフが転職してくれば、3倍の給与に見合う仕事をしてくれるはずです。それをやれば既存のフタッフとの給与格差が生じ、不平・不満が爆発的に増加し、社内の治安は乱れます。1倍の中間管理職を一掃して3倍の新人に入れ替えない限り、終わりを迎えることになりそうです。