一発レッド社会>>ベッキー | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

一発レッド社会

昔は、清濁併せ呑むとかいって、破廉恥な粗相をしても時間差はあるにしても、たいていは情状酌量か執行猶予付きで社会復帰が認められていました。

スリーストライクまで余裕があったのですが、昨今は1回の不始末で即レッドカードで退場です。退場したあとのスペースはすぐ埋まり、75日もしたら完全に忘れられセカンドチャンスはありません。

ふと思うに、これは昨今の社会情勢ではなくて昔からあったのです。
IT業界では赤字をだしたプロジェクトマネージャーに次はありません。方法論が同じだから、次も同じミスを繰り返すと経営者が評価するからです。

私企業では、儲かっていて要員に余裕のある会社は、従業員が辞めたいと一言もらしたら、即退職手続きをすすめます。一度口にした従業員は上司の信頼を失い、会社は要員計画を見直します。翻意してもいわゆる出世コースから外れます。これも一発レッドカードみたいなものです。

ベッキーが復帰したとしても、結局短命でしょう。
コースを外れたタレントは、代わりはたくさんいることを何度も復習することになります。

吉野輝一郎