WIN WIN | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

1)勝ち組の優位性
勝ち組が勝ち続けている間はビジネスが成長を続けます。技術関連なら最先端の情報
と需要に触れることができ供給に関与すれば業界で勝者の地位が確保されます。投資
家は投資による果実を手にすることができます。

2)負け組の弱み
負け組が一発逆転で勝ち組になるというのはレアケースです。通常は負け続けること
になります。負け組のリーダーと付き合うと、仕事が増えることはありません。突然
、リーダーが机をひっくり返し事業撤退と叫んだり、勝ち組に買収されたりするリス
クがあります。占領軍のリーダーと新たな良好な関係が構築できれば問題ありません
が、たいがい進駐軍は自分の子飼い(なんとかチルドレンもどき)を重用し、新体制
化では旧負け組は使い捨ての資源となります。

3)負け組の魅力
負けるとわかっていても、負け組とは付き合いたくなる不確実な(悪意の)魅力があ
ります。
勝ち組との取引ではコスト削減が徹底していて利幅が少なくあまり儲からないかもし
れません。一方、負け組は勝ち組より甘い取引条件を提示しなければならないという
弱みがあります。

4)負け組はさらに負ける
高値で仕入れてくれる取引先は納入する側にとっては利益が取れる良い顧客ですが、
いずれ取引は消滅してしまうリスクがあります。消滅したらまた次の負け組を探しま
すか。これにこりて勝ち組についていきますか。ところで勝ち組のスピードについて
いけるだけの体力がありますか。負け組と付き合ってきて、勝ち組が要求する体力を
蓄えることができましたか。

5)勝ち組はさらに勝つ
勝ち組に納入している業者は、厳しい価格の要求に応え利益確保のための努力をしな
ければ生き残ることができません。価格を下げるようにいわれたら、その製品の付加
価値を高めれば対抗することも可能です。製造コストを削減すれば利幅を確保するこ
とが可能です。そういう努力を繰り返すことにより生き残ってきた納入業者には体力
がついて、より強い企業に成長していきます。体力のある強い納入業者に支えられ納
入先の勝ち組の優位性はますます確かなものになっていきます。

勝ち組の勝つための厳しい要求に応えるたびに、納入業者には体力がついていきます。
一時流行した「WIN WIN」の関係です。

吉野輝一郎

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