昔、情報は集めるものでした。 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

昔、情報は集めるものでした。

大手IT企業の部長さんたちが殿様商売をしている頃の昔です。その頃は、情報は収集するものでした。情報が少なく、いかに有用な情報を集める仕組みを確立するかが成功の条件といわれました。お宝の情報を収集するシステムを買うために、部長さんたちの前に企業の情報システム部やCIOが順番待ちの列に並んでいました。

今は沢山の情報があふれています。これは意思決定のノイズになります。今は集めるのではなく溜まったゴミを捨て、必要なモノを選ぶ時代です。市場のコンセンサスを知り、その中から変化を見ること。この変化に対して意思決定をする時代に変わりました。

流れに流されるのを嫌っていると、流れに乗れなくなります。
うとうとしている間に世間はずいぶん変わっています。

吉野輝一郎

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