満ちたりた状態というのは | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

花は半開を看るといいます。満開に咲き乱れている花はきれいです。しかし、満開のあとは散っていきます。半開つまり五分咲きぐらいの方がよさそうです。これから満開に向かって右肩上がりの勢いがついていきます。

満ちたりた状態というのは、だれでも願うところです。しかし、それがはたして幸せかどうか。満ち足りた状態というのは、長続きしません。上がったら下がる、右に触れたら次は左に揺り戻す、浮いたら沈む、登りつめたら、満開の花がすぐ散っていくように、転落する日も近いというのが世の中の定説です。

不幸中の幸いです、自分の周辺にはいまだ満開に咲き乱れている華はございません。

吉野輝一郎