手書きの報告書で、1,000を1’000と書いていた事務担当者がいました。
何か変なので、理由を訊ねました。
返事は、電卓の表示に合わせたとのことでした。
現在の電卓や携帯の画面では下に表示されますが、確かに古い型の電卓では、桁区切りは上に表示されます。
初めて液晶の電卓が登場したとき、上に桁のカンマが表示されていましたが、電卓というのはこういうものだと認識していました。だからといって、手書きの際に電卓の表示に合わせようとは思いませんでした。
ところが、今回、そうではないことがわかりました。確かにまだ一部の電卓では上にカンマがありますから、それに合わせたという言い訳には根拠があります。しかし、常識の範囲をはみ出しています。税務申告では補正を要求されるかもしれません。
一時流行ったおバカキャラに、バカにされたような気分です。
いずれ古い型の電卓が一掃され、桁区切りのカンマはすべて下に表示されるようになるでしょうから、しばらくの辛抱です。