シャープもなくなりそうな気配 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

父が保有していた頃のシャープの株価は2000円前後でした。昨今の株価は150円程度です。

液晶のシャープが液晶で会社存亡の危機を招きました。


台湾企業が救世主になりそうですが、この会社は人海戦術で低コストの事業展開をしています。中国大陸の工場は劣悪な環境と報道されています。


バブル最盛期にある台湾企業のシンセン工場を見学したことがあります。台湾人経営陣は工場敷地内の別棟で自給自足のような生活をしていました。衣食住の環境を台湾から持ち込んで快適に暮らしていました。一方、現地の従業員は全く違う環境で働いていました。トイレは異臭がして日本人はどこでどのように用をたしていいかわからないような場所でした。


シャープの救世主といわれる会社は、いまでも、あの時見たシンセンの工場と変わらない環境で低コストで製品を作っているそうです。


吉永小百合さんがいなくなることを受け入れられないように、シャープが市場から消えることは考えられないとおもっていました。


株価150円ということは、市場は、「吉永小百合=優良企業≠シャープ」と評価しています。