ガス抜きのコストは1,700円 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

東日本大震災の余震が頻繁にあった時期、東電の計画停電に脅かされ、単3乾電池で8時間点灯するというLEDランタンを有事に備えて買いました。幸い一度も使っていませんでした。

先日、箪笥のうえに置いたこのランタンを床に落としてしまい、乾電池が飛び出しました。乾電池を入れなおしてスイッチを入れたところ点灯しませんでした。床に落としたこと、中国製の安価な製品であること、中国製品がすぐ壊れたという過去実績などを思い出し、即座に燃えないゴミとして廃棄することにしました。だめなモノを手元におくことを嫌ったからです。

燃えないゴミとしてスーパーのビニール袋にいれたのですが、ここで原発事故での民主党政府と東電の対応とその後LEDランタンを一度も使う機会のなかったことが頭に浮かび、怒りをこの中国製品にぶつけました。具体的には、コンクリートの床にたたきつけ破壊しました。

しばらくして、この中国製品の使用説明書も捨てようと思い中身を見たところ、乾電池3個で起動することがわかりました。床に落として乾電池が飛び出した後、乾電池は2個と思いこんでいたので、2個いれて点灯しなかったので、故障と判断しました。そういえば、乾電池がもう1個ころがっていました。

東日本製の
放射線物質に汚染された家電よりも、手抜きの中国製品のほうがましとか、東日本製の野菜より農薬をふんだんに使った中国産のほうがましとかいう、そういうことにも腹立たしい思いがあり、そのストレスを中国製品の破壊で発散させました。ガス抜きのコストは1,700円でした。

時々報道される排日・抗日の暴徒と同じ行動です。これはいけません。
次は、すこし時間をおいてから廃棄処分にすることにします。