「議論を尽くす。説明責任を果たせ。」 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

某株屋さんのコメント:
「日本の景気回復は、規制緩和による企業活動の活性化と官僚制の弱体化(独立行政法人全廃)による行政コストの削減に取り組むことで実現が期待できる。既存の官僚制度(優秀な頭脳集団)に対して既存理論をベースにして議論しても政治家は勝てない。現状打破には、独裁的な強いリーダーの出現が望ましい。理論闘争では既存勢力には勝てない。革命は新しい価値観で既存理論を全否定することだ。」

1960~70年代の学生運動家の決まり文句:
「団交。理論闘争。内容的に展開しろ。」

現在の永田町の先生たちの18番:
「議論を尽くす。説明責任を果たせ。」

40年前の安田講堂の生き残りも、現在の議事堂の代議士も、問題解決の手段は議論です。日本共産党の先輩たちが選択した実力行使ではなく、既存勢力との理論闘争で勝てると思っています。

株屋さんの方が革命的です。20年間の連敗記録は、理論闘争では勝てないことを証明しています。同じような状況で、ドイツ国民はかつてニュールンベルグでヒトラーをフューラーに選びました。幸い我が国は、今のところ、「天下大乱、新佛出現」にはいたっていません。

小沢先生の無罪が確定しても、経済界は彼のリーダーシップに期待しなくなったようです。この10数年の政局の混乱の元凶にしたいようです。