今年の富士登山は見送り | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

うつ病治療の大原則は「頑張れ」と言わないということ。うつ病患者は自分で自分を励まして、エネルギーを使い果たしているので、頑張れといわれると、応えきれない自分が情けなく思えて、さらに落ち込むことになるから。(慶応義塾大学保健管理センター大野裕教授の「こころの健康額」より)

5回目の富士登山で、登りに時間をかけ、下りはスピードアップをしたことがあります。
往路の登りで、時間をかけたのがよくなかったようです。頑張ろうという気力がいまひとつ足りませんでした。疲れてもいないし、苦しくもないのに、登るスピードが上がりません。こまめの休憩による体力温存の戦術が間違ったようです。さらに、休憩中に、ツアーのメンバーでもないのに、見知らぬガイドさんから「頑張れ」と声をかけられました。


前回は、つらい思いをしながら登っていましたが、声はかけられませんでした。

今回は「大丈夫?頑張ろう!」と、追い越されるたびに声がかかり、落ち込みました。

うつ病ではないのですが、自分なりに頑張っているのに、第三者からは問題を抱えているように思われ励まされると、情けなくなって落ち込みます。

胸突き八丁のポイントで、周囲を安心させる雰囲気が自分には足りなかったと反省しています。

3月11日の東日本大震災をきっかけに、富士山噴火がありそうな気配です。

この2~3日富士五湖で地震が頻発して、いよいよ2000年に一度の同時多発大震災とセットになった富士山爆発が起きそうな感じです。もちろん、日本国政府は国民がパニックに陥るのを恐れて最悪のシナリオは公開しません。


とにかく、今年の夏は富士登山を見送ることにしました。