職業コメント屋さんのお約束のお仕事 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

株屋さんから個人投資家が学んだこと。


マスコミは相場が下がれば悪い材料を取り上げて、『このような悪材料で株式市場が下がっている』と報道し、株式市場が上昇すれば相場が上昇する材料を取り上げて、『このような材料で株式市場が上昇している』と報道します。


ということは、テレビや新聞で職業コメント屋さんたちの動きを逆手に取れば、損する回数が減るかもしれません。株式市場が下がった材料の解説をすれば、そろそろ株式市場は上がると読み変えます。


優良銘柄の決算発表が市場の予想に反して悪かった場合、コメント屋さんは、ネガティブ・サプライズと言って、ハイテク企業の急落の解説をします。


そして、しっかりと『下がった企業について、赤字転落からの脱出のための企業努力が進んでいる』という解説を用意して、株価が反発するときに備えます。


株式市場が上がれば『上がる材料』を解説し、株式市場が下がれば『下がる材料を解説する』するのが職業コメント屋さんのお約束のお仕事です。


さらに、悪材料に市場が反応しなかったときは、「織り込み済み」といい、予想以上に反発すれば「材料出尽くし」といいます。