本社の一課に各一台、MSDOSパソコンとワープロが導入された頃 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

本社の一課に各一台、MSDOSパソコンとワープロが初めて導入されたときの笑い話です。


パソコンは主に経理処理の補助としてオフラインで使用されました。定型的な入出力のため、使い方の講習会はありませんでした。ワープロの利用目的は特定されなかったようです。このワープロを使って、社内委員会の議事録と事業所実習レポートを作成し、提出したところ、職場長から「ワープロを文書の清書のために利用してはいけない」と注意され手書きでの再提出を指示されました。


ひとつの課がワープロで作成した文書を会社に提出すると、たちまち、全社レベルでワープロを使って文書を作成し提出しなければならなくことを恐れたためです。他の部署に多大な迷惑をかけることを嫌ったのです。


すべての文書は創業者の二代目または側近に届けられ、今までと変わったことをすれば、鶴の一声で何かが変わるからでした。