使う楽しさ
あると便利そうな携行品をいろいろ思いつき試している中で気がついたことがありま
す。モノというのはじっくりと使い込んではじめてその本来の価値がわかるといいま
す。いいモノは、使うことが楽しみです。しかしながら、使い込むことによってさら
に馴染んでくる一品がある一方、使ってすぐにがっかりさせられるダメなモノもあり
ます。使いこんで初めてモノ本来の持つ良さが分かるという長期的エクスキューズの
余地がないほどダメなモノがあります。ある人にはダメでも別な人にとっては使える
モノかもしれませんが、ユーザとしては他人にとって有用なモノでも本人にとってダ
メなら価値はありません。
これを、人材の採用に当てはめると、納得できそうなところがあります。経営者は従
業員を採用するとき、または試雇用期間中に、使える人材かどうかすぐにわかるので
はないでしょうか。長期的に社内で育てる人材かどうか経営的に判断する際、採用し
てすぐに会社にとって必要な人材か否かが分かってしまうような気がします。長期的
にも将来的にも使えそうもないという評価は、使われる立場にいるうちは、会社の不
当な人事評価で不適切な意思決定のように感じますが、自分が使う立場になると、使
えない人材に対して会社のカネを先行投資したくないと考えるかもしれません。
自分が使うために自分のカネで手に入れたモノが、使い勝手が悪く期待はずれと感じ
た場合、それでも我慢して使い続けますか。もったいないから使いますか。高額で手
にいれたからという事情で妥協しますか。これでは、モノを使う楽しさが味わえません。
縁あって出会った仲間も、使える仲間でないと困ります。
使えないとわかったら、塩漬けせず、損切りしなければいけません。
ためらっているうちに、大切な資産がどんどん減ってしまいますから。