日本のビジネス界で離婚がまだ市民権を得ていない頃のことです。
セールスミーティングの後のプライベートの夕食の席で話題になった隣席のスコットランド人の離婚3回は、レアケースではありませんでした。欧米の男性にとって、離婚はビジネスキャリアに傷がつくものではありません。意外でしたが、「ホモ」であるとの風評が昇進に影響するとのことでした。
3回離婚したスコットランド人は、何かにつけて夫人を同伴しました。
家庭より仕事を優先したい日本のエコノミックアニマルとしては、ビジネスシーンに夫人を同伴するのは、公私混同のようで日本ではなじまないと感じていました。
そこで、質問しました。
「そこまで夫人に気をつかっても、夫婦関係が破綻してしまうのはなぜか」
答え「できる限りの努力をしなければ、4回目の夫婦関係が保てないからだ」
ロンドンのパブで垣間見た欧米人の家族観は、15年以上経った今日、日本社会で特別なことではなくなったような気がします。
「欧米か!」というところです。