夢を見る代価 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

巨人軍の監督を1年ほど務めた某氏は、「夢は見るもの、目標は達成するもの」といいました。

だれかに頼って夢を見る場合には、そのだれかに代価を要求されます。
夢を実現してくれそうな強い意思を持つリーダーのそばにいて、分け前を期待する場合は、リーダーの持つ弱みをカバーする強み(特技、体力、忍耐力)をもっていれば、仲間に加えてもらえます。

夢を実現してくれるリーダーが、豊富な資金をもっているか、あるいは身銭を切らないですむような恵まれた環境で活動している場合は、チルドレンは金銭的な負担はしないですみます。会社にたくさんの利益をもたらすリーダー(金を稼ぐリーダー)は、会社の金をたくさん使える従業員でもあります。チルドレンは、夢を見る代価を、金銭でなく、忠誠心と忍耐で支払うことになります。

夢を共有する代価:

一方、十分な資金をもたないリーダーに夢を託すと、手弁当でもちだしになるおそれがあります。

他力本願では夢を見ることはできません。

金銭的負担のないチルドレンではなく、夢を共有する仲間として扱われ、さらにランニングコストの分担が求められます。共通の夢のために互いに身銭を切っているので、実現に時間がかかると、金の切れ目が縁の切れ目になるリスクがあります。

リーダーには、金銭面での恩恵を受けていないので、結果を出すのに時間がかかるとリーダーの魅力がなくなり、事業が債務超過になると損切り・解散の可能性が増加します。

助手席のリスク:
資金面での心配がないリーダーと資金をもたないリーダー。

いずれのリーダーにして
も、この人たちに自分の夢を託すという選択をした場合、夢の代価はしっかりと請求されます。

この代価を払いながら、毎日、至近距離での戦いに巻き込まれます。

ビジネスのシーンでは白兵戦です。

そして、体力を消耗して戦いを諦めたとき、負けとなります。

自動車事故のとき、助手席が一番危険なのは、ドライバーが自分の安全を本能的に最優先するからかもしれません。ビジネスでも、まさかのときは、ドライバーすなわち経営者よりも、助手席の従業員の方がハイリスクと想像します。