1980年代は、世の中がよくなり続けるとだれもが疑わず、近未来の発展に自信を持っていた時代でした。当時5月にミュンヘンで雪が降り、スイスでスキーができる場所が年々高地へ移っているなどという異常気象が一部で話題になっていました。
当事者は、好景気に浮かれてはいけないという一種の警鐘として受け止めていたような気がします。今でいう地球温暖化という考え方は存在していませんでした。
今では、地球温暖化による異常気象が日常生活に影響を与えはじめているという事実を、無視できなくなってきました。異常気象は何年か何十年かに一度の周期でやってくるものではなく、これからは毎年当然のこととして起こるとしたら、心配ごとが増えます。暑い冬、寒い夏。寒すぎる冬、暑すぎる夏。長雨も干ばつも異常ではなく、日常的な気象現象となると、少し前までの春夏秋冬の季節の移り変わりが、過去の気象となります。
いつ起きても不思議ではないといわれ続けてきた首都直下型地震より先に、地球温暖化が日々の暮らしを崩壊させるリスクが高まってきました。