使えなくなる資産を惜しむ気持ちがマックの魔力を封じ込めています | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

アップルからマイクロソフトのパソコンに乗り換えて15年弱経過しました。その間、何回もアップルに戻ろうかなという誘惑と戦ってきました。

主たる業務が紙媒体関連からシステム開発関連に移ったときは、時間と費用をかけてマイクロソフトのソフトウェアを勉強しました。IBM出身者が運営する会社で仕事をしていたときは、マックの魅力を感じる余裕はありませんでした。

あのTHINK PADが売却された頃から流れが変わりました。ソニーがモノ造りから別の分野のシフトした隙に、携帯音楽プレーヤーのリーダーの座を手にしたマックの勢いが止まりません。上昇トレンドを維持している昨今、またまた乗り換えの誘惑との戦いが始まりました。

先週、1年使い込んで不満を感じなかったDELLのノートPCが不調になりました。動きがとろくなったので、いろいろチェックをかけたりテストをしかけたりしたところ、状態がさらに悪くなってしまいました。魔がさしました。状態が悪くなる前に、大事なファイルや設定情報のバックアップを月1回に手抜きしていたことを忘れていました。

パソコンが不調になってデータがなくなるという事故は、何回も経験しています。そのたびにバックアップの重要性を学習してきました。魔がさすというか、運が悪いというか、油断というか、いまだバックアップの利点を十分に享受できていません。

今回は、回復するために払う犠牲は少なくてすみました。ほとんどのデータを別ドライブに移していたので、助かりました。マックかウインドウズかではなく、日々バックアップを手抜きしないことが最優先課題となりました。乗り換えにより、使えなくなる資産を惜しむ気持ちがマックの魔力を封じ込めています。乗り換えを先送りとしました。