貴乃花が見せた平常心 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

投資に関する重要ポイントは手仕舞い方(損切り・利益確定)、それに精神力と平常心でしょう。


平常心


これは、一朝一夕には身につきません。打たれ弱い方には無縁の胆力です。

一度だけの経験で済ませたいものですが、大きな失敗をし、それをしのいだことがあるかないかがポイントです。次からは、いかに負けるかを考えられるようになります。


外資ヘッドハンターは、順風満帆の経歴をもつエスタブリッシュメントのエリートではなく、事業に失敗した経験をもつ、しぶとい人物をベンチャー企業の経営幹部に送り込みます。打たれ強いからです。魔がさしたとか、疲れていたとかを意思決定の誤りの一因ともらす経営者をTVの記者会見で見ることがあります。本当は、未経験の意思決定プロセスに遭遇して、選んだ選択肢が悪い方向に進んだということだと推測します。良い結果となればこれが成功事例となり、次の意思決定の際に役立ちます。


平然として、難局に立ち向かい、意思決定を淡々としていく。これが勝ち組が好むプロセスのひとつです。成功している人たちの心の状態は、いつもどおりのことをしているだけという、平常心ではないかというのが、部外者の感想です。


現役時代の貴乃花が、優勝をかけたここ一番という局面で見せる表情がまさにこれだったと記憶しています。白鳳やもう一人の横綱のように表情を変えることなく、この若者は淡々と定型動作を繰り返し、制限時間一杯になると力強く前にでていきました。