フランス人若手ビジネスエリート(もどき)
フランス人実業家がドイツ名門企業の株を95%買収してオーナーになった。そこでオーナーの取り巻きは、若手登用という名目で23歳の若者(工業高校卒)に主要事業の一つを任せるポストを与えた。
経営者は学歴や経験より、10年後の会社を支える人材として先行投資であると説明した。
彼は、親子二代にわたって永年勤めている職人や、ベテランのドイツ人部下に向かって、社員数1万6千人のグローバル企業において、自分は最年少の責任者であると宣言した。
いかに優秀であるか、またどれだけオーナーに近いかをアピールするためであった。
学歴と実績と経験がものをいうマイスターの社会で、若さと人脈をアピールしてもドイツ人の心は動かない。この若者は、160カ国の取引現場を見るために世界一周旅行をし、連日、業務内容のヒアリングを繰り返した。
3ヶ月後、社員のリストから削除された。欧米では意図した結果が出ないと、削除する