ドックワード | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

酒井法子の釈放記者会見での演技は、完成度の高いものであったと関心しました。

プレゼンテーションというビジネス手法では、エーとかアーとか言うドックワードを、嫌います。

聞き手は意味のない言葉に注意がいくそうです。「エー」や「アー」が多い人の話を聞くと、気になって内容をあまり覚えていないといいます。人は話し手の話を30%くらいしか聞いていないので、さらに気に障るドッグワードがでてくるとほとんど伝わらないことになります。

酒井法子は、この関門を見事にクリアしました。一回も気になるドッグワードを発しませんでした。取り直しがない、本番一発勝負でしたから、役者の本領を発揮したわけです。しかるべきお勤めを終えたあとの暮らしを示唆する記者会見であったので、うまくこなせたと思います。

マイクを持った無礼な小僧や小娘たちに、毅然として、いいたいことだけ言ったのは、エリカ様より懸命でした。

ツヨシ君は、家宅捜査で薬がでてこなかったので、「二度と酒は飲みません」といわずに謝罪会見をすませました。酒井法子は、そうはいかず、二度と薬はやりませんということになりました。

どちらも、謝罪会見ですばらしいプレゼンテーションをみせてくれました。