1984 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

「1984」という小説にBIG BROTHERが登場します。確か、「BIG BROTHERはいつもあなたを見ている」というフレーズがあったような気がします。

以前、長崎で中学1年の生徒が犯した殺人事件の解決に役立ったのが、防犯カメラだったとか、また、新宿に防犯カメラを設置したことにより犯罪発生件数が10%以上減少したというコメントを聞いて、学生時代に読んだ「1984」という小説を思い出しました。

犯罪防止と凶悪事件解決の実績により、いたるところに防犯カメラが設置されています。凶悪な犯罪が横行し、市民が過度な防犯対策にも拒否反応が希薄に不安になっている現在、極めて違和感なく、カメラが設置されています。

ところが、この防犯ビデオに記録されているのは、犯罪者より一般市民の方が圧倒的に多いのです。これは、防犯カメラが国民監視カメラの機能を持っていることになります。

だれもが納得するような状況の中で、世の中が違う方向に誘導されていく恐ろしさを感じました。