もういいでしょう | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

絶対付き合ってはいけない輩の存在を、時々思い出します。

格下のSE小僧たちになめられたり、世間の常識が通じなかったり、こいつ等のためにさんざん迷惑を被ったのですが、「このへんでかんべんしてやる」ことにしました。

この会社は、高度情報処理技術者集団として創立、情報処理技術者が経営していたのですが、創業者の死去により流れが変わってしまい、いまでは、株屋さんが経営権を握っています。

その株屋さん経営陣は、自分たちが経営する会社の従業員が得意とする情報処理ではなく、株屋さんの得意分野である金融・不動産を事業の柱に加えて、会社を破綻するかもしれない危機に追い込みました。

株価は10分の1、20分の1に暴落しました。

当時、持ち株会を退会し、暴落する前の価格で売り抜けたので、「このへんでかんべんしてやろう」という寛大な気分になりました。

水戸のご隠居が「もういいでしょう」といいそうな場面です。