秘書が休みだから返事ができない | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

景気が右肩上がりの時代の欧米の会社。
秘書が休暇中の部門責任者にFAXで問い合わせをしました。なかなか返事がこないので電話をかけたら、返事をタイプする秘書が休暇中なので返事が遅れているとのこと。別の秘書に頼んだら、休暇中の秘書の仕事を奪うことになるというのが言い訳。

ダイレクトレポートというのは、都合がいいシステムでした。ボス(直属の上司)以外からの仕事は断れますから。日本ではチームワークとか、引継ぎとかいって、個人の休みで仕事が途切れることがないように代行することが当たり前になのですが、昔の外資は違いました。

当然、秘書が休みだから返事ができないというような幹部社員は淘汰されましたが、それは会社の業績が下降し始めてからのことでした。