いま手にしているものを捨てる | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

ようやく歩き始めたわが子に声をかけると、手に持って遊んでいた玩具を手放して、ニコニコしながら、ヨチヨチ歩きで近づいてきます。ほとんどの親は、子育てのなかで、こういう「幸せなひととき」を経験をしていると思います。

手に何かを持っていたら、さらに別のものを手にすることは難しいです。幼児は親に教えられなくても、このことを知っています。今手にしているものより、もっと楽しいことを予感して、身軽になって飛び込んでいきます。

こだわり、しがらみなどのリスク要因をそのまま負いながら、現状を是正し改善するのは難しいです。わかっているのに、崖っぷちに追い詰められるまで、そのハードルの高い解決方法を選んでしまう場合が多いかと思います。

一説によると、鳩山弟さんは、次に望むものを手にいれるために、今手にしているものを手放して身軽るになったといいます。目標達成のためには、正しい選択であることは間違いないと考えます。