という事で、入手しましたRobleeの靴を早速紹介したいと思います。

これのためにわざわざヴィオラのマホガニー系のクリームを買いました。

これからマホガニー系の靴が増えるといいんですが!

 

 

見ての通り、外羽根のロングヴァンプのセミブローグです。

有名どころですとウェストンのジスカールと同デザインですね。

オールデンのAtomが販売されている現行の同デザインの靴になるかと思います。

中々無いデザインですが、

普通に販売されていてもおかしくない素晴らしいデザインだと思います。

 

 

ロゴはこのタイプになります。

古い物だと思います。CUSTOM GRADEとありますので、

通常ラインよりも上のものなのだと思います。

写真には撮れませんでしたが、中敷きにAVONと表記がありました。

皆さまの言われる通りラスト名かなと思います。

 

 

暗いですが、型番はB504とあります。

ブラウン社の古い型番の形式ですね。

50年代以前くらいのものでしょうか。

広告からは40年代からは型番表記が無くなるようですが、

リーガル吸収後の53年から新しい型番が使われたという

tomojinさんの考察もありますね。

また新たな発見があるといいですが。

 

あ、ライニングが結構痛んでいましたので、

保湿ローションを塗る前に

ライニングにデリケートクリームを塗ってから塗布しました。

結果ですが、やはり痛みが激しかったようで、

1か所だけライニングに小さな裂けが発生しました。

小さかったので接着剤でくっ付けてしまいましたが、

ライニングの崩壊はいつかあるかなと思います。

 

 

出し縫いは生成りですね。

後この靴、ミッドソールがどうやら人工素材のようです。

ゴムっぽいんですよね。

 

 

お尻は巻き上げと半円形のパッチですね。

 

 

ソールはこのような感じです。出し縫いのピッチかなり細かいですね。

ヒールはウィングフットに交換されています。オリジナルだとRobleeのロゴがあるかと。

 

で、このタイプのRobleeは広告にちらほら出ています。

 

 

こちらは1939年のものとなります。

このタイプの靴が出ていますね、4鳩目ですが。

何かUウイングもありますねこの広告には。

穴飾りのあるUチップもあったりして、面白いです。

 

 

42年の広告にも4鳩目の同デザインが出ています。

パーフォレーションの穴が大きいですね。

 

 

47年の広告にも出ています。

パーフォレーションの穴はおとなしくなりましたね。

相変わらず4鳩目ですが。

 

 

49年の広告にはメダリオンの無い同タイプのものがあります。

これは6鳩目ですね。

 

少なくとも39年から49年の10年間で同様のデザイン作ってたんですねRoblee。

ある意味ハウススタイルのようなものだったんでしょうか。

 

今回買ったものは5鳩目になりますが、

いつ頃作られたかは気になりますね。

旧型番ですし4~50年代位と踏んでいますが。

 

流石に古いんでやはり多少はダメージがあります。

 

 

右のアッパーですが、嫌な縦のクラックがありますね。

 

 

左はもう少し多いです。

今のところはこれ以上裂けないように使いたいですが、

怖いですねこれ。

 

 

履き口周りにも多少ダメージがありますね。

靴ベラを使って履いていれば大丈夫だと思いたいですが。

なるべく大事に履いて長持ちさせたいと思います。