【佐久奈度神社】いつもそばにいるよ② | あおによしならはそらにみつ~神仏巡拝~

あおによしならはそらにみつ~神仏巡拝~

『神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ』
この格言を日々実践するべく、たくさんの神社仏閣に参拝させていただいております。
そんな私、大和奈良の井志田和叶が、巡拝した神社仏閣の神様、仏様への感謝と崇敬の念を綴っていくブログです。

いつもありがとうございます。

大和奈良の井志田和叶です。
 
 
先月某日、滋賀県大津市にあります…
 
 
佐久奈度神社
(さくなどじんじゃ)
 
 
に参拝させていただきました。
 
 
佐久奈度神社の境内です。

 

 

佐久奈度神社は、天智天皇の勅願により、中臣朝臣金連がこの地を祓所として奉斎し「祓戸大神」の四柱をお祀りしたことを端緒とする、1300年の歴史を誇る名社です。
 
この地は、八張口、桜谷と呼ばれ、天下の祓所として名高く、大七瀬の祓所のひとつとされました。
なお、大七瀬の祓所は、現在は、そのほとんどが所在不明となっているそうです。

 

 

私は…

 

こちらの神社が「祓い清め」に関して、関西屈指の神社であると考えております。

 
 
≪三五八≫
 
 
佐久奈度神社の鳥居です。
 
 
社標です。
 
 
祓戸四神をお祀りしています。
 
 
前日まで、全国的に大雨がつづいていて、こちらにお伺いする道中も激しい雨(禊の雨)に見舞われましたが…
 
 
境内に着くとパタッと雨が止みました。

 

 
青空も顔をのぞかせます。

 

 

手水舎です。
 
 
 
阿形の狛犬さまです。
 
 
吽形の狛犬さまです。
 
 
「佐久奈度の神」の歌碑です。

 

 

佐久奈度神社の拝殿です。

 

 
御祭神は…
 

瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)様

速秋津姫命(はやあきつひめのみこと)様

気吹戸主命(いぶきどぬしのみこと)様

速佐須良姫命(はやさすらひめのみこと)様
 
 
の四柱です。 

 

 
「大祓詞」にも登場する、祓い清めの神様たちです。
 
佐久奈度神社はとくに、御祭神の一柱である、瀬織津姫命様の総本社とされています。
 
 
近隣の大社・近江神宮からの献酒もありました。
 
 
私の身の回りの、数々の変化にともなう「ツミケガレ」を、祓い清めてくださるよう祈念させていただきました。
 
 
私のブログ記事をお読みくださる、全国の「仲間たち」のご開運、ご幸運も祈念させていただきました。
 
祓戸大神様たちと繋がることができるかも知れませんので、よろしければ、上の写真に手を合わせてみてくださいね。
 
 
瀬田川を望む展望台です。

 

 
 
この日は「サクナダリ」を見せていただきました。

 

 

 

 

「サクナダリ」とは、延喜式の祝詞などに見られる、語義不詳の言葉で…

 

 

水などが勢いよく流れ落ちるさま

 

 

のことらしいです。

 

 

そして、こちらの神社の社名「佐久奈度(サクナド)」の漢字表記のうち、最後の「度」については、「タリ(ダリ)」とも読まれるそうで…

 

「サクナダリ神社」が年月を経て、いつしか「サクナド神社」に変化したとも云われています。

 

 

瀬田川のこのあたりは、いつもはとてもやさしい流れなのですが…

 

この日は、こちらの神社の社名にまつわる「奔流(=サクナダリ)」をお見せいただきました。

 

 

なんと有り難い…

 

 
 
 
境内社の焼鎌神社(左)と敏鎌神社(右)です。

 

 
御本殿の真横にお祀りされております。

 

 
奈良県三郷町に御鎮座されます「龍田大社(たつたたいしゃ)」の御祭神であり、風の祓いの神様であります…
 
 
天御柱神(あめのみはしらのかみ)様
別名、志那津比古神(しなつひこのかみ)様
 
国御柱神(くにのみはしらのかみ)様
別名、志那津比売神(しなつひめのかみ)様

 

 
をお祀りしています。
 
 
水の祓いの神である祓戸四神と、風の祓いの神である龍田大神がならんでお祀りされ、皆様を祓いたおします。
 
 
この「祓いの神々の集結」こそ…
 
私が、こちらの佐久奈度神社を、関西最強レベルの「祓い清め」の神社だと考える理由です。
 
 
境内社の八幡神社(左)と稲荷神社(右)です。
 

 

珠を咥えた狛狐さまです。
 
 
巻物を咥えた狛狐さまです。

 

 

現世利益というか、目下の願いを叶えてくださる、強い御力を有するありがたい神様(八幡様、稲荷様)も境内におられます。
 
忘れずに御挨拶なさってくださいね。
 
 
社務所です。
 
 
ちなみに…
 
こちらの佐久奈度神社の御札、御守りはすべて、宮司様ご夫妻の手作りなのだそうです。
 
 
私の自宅の神様スペース(正確には神棚ではない)には、こちらの神社の祓戸四神すべての御札をお祀りさせていただいております。
 
ご夫妻手作りの「祓守(はらいまもり)」にも、いつも御守護いただいております。
 
 
各地の大社、名社の御守りが「量産型」の似通ったモノになるなか…
 
 
そのひとつひとつが、心を込めて作られたであろうこちらの御守りは、その清らかさと邪気を祓う御力において他社のモノと一線を画すのではないかと、私は思っております。
 
 
この古社をとても大切にされている、宮司様ご夫妻のあたたかい「想い」が感じられます。

 

 
もちろん、各社とも御守りや御札には、御祈祷などで神様の御神威を頒ち、御神徳を込めておられると思いますので、御利益などに優劣はないとも思っております。
 
 
ありがとうございました。

 

 
≪三五八≫
 
 
この日は、しばらく自重していた神社巡拝を再開するにあたって…
 
まずは「祓い清め」からと思い立ち、瀬織津姫命様の総本社にお伺いしました。
 
 
大和奈良に立ち戻る途中で…
 
十一面観音菩薩様がいらっしゃる「禅定寺(ぜんじょうじ)」の付近で、かなり強く呼び止められましたが…
あくまでも、私がそのように感じたというだけです。
 
 

 

 
お寺に参拝したあとは、極力神社に行かない(行けない)
神様がお寺(お墓)などの「ケガレ」を嫌うためです。
 
 
という、私のなかでの不文律がありますので…
 
この日は、このあとも神社を巡拝予定のため、やむなく参拝は遠慮させていただきましました。
 
 
あらためてお伺いさせていただきたいと思います。
 
 
門前にて手を合わせました。
 
 
そして、なぜか…
 
大和奈良にもどっているはずが…
 
着いたのは京都府井手町にあります…
 
 
玉津岡神社
(たまつおかじんじゃ)
 
 
だったのでした。
 
 

 
 
そのお話しは、またの機会にさせていただきたく存じます。
 
 
私のブログ記事をお読みくださる皆様の、弥益々のご開運、ご幸運をお祈り申し上げます。
 
 
ありがとうございました。
では、また。
 
 

いわばしる ここくにたけるあかおにも

いぶきひえたかせたのからはし