授業は半衿付け…その後お楽しみ | 鴇色は永遠に!

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きものの師匠清水ときの教え、自分の好きなきもの、そしてきもの好きな友達の事や田舎の古民家の日常をつらつらと綴っています。

着装の授業…まずは浴衣の着装なんだけど、始まりに半衿の付け方を教える事にしている。和裁の授業がある程度進んでからの方がスンナリ付けられると思うんだけど、昔気質の先生がまず最初に半衿付けでしょうって仰るから…😥段々に変えて行こうとは思うんだけどね!


半衿の付け方、清水式は八千代芯を使うやり方。今は殆どがプラの衿芯差込なんだけど、清水式の衿付、八千代芯を使うとフンワリ柔らかな衿になる。和紙を折り畳んで衿芯にするともっとフンワリになるけどね。


それでは、今日の先生方のコーデを!


KW先生、黒地の小紋に捨松の帯。小物が赤でとっても映えているね。捨松の帯の黄色がとっても良い色😊熟れたコーデになって来てるね。


雪華先生、白大島に首里花織の帯。白大島の模様が田中一村の絵画の様。植物と蝶々に同色系の首里織帯。とってもお洒落👍


Y先生。お姑さんからのお譲りピンクの小紋。青系ピンクの地色は彼女に良く似合う。帯は春秋模様の白地で小物は馴染ませる色目。彼女、今まで封印していたのが嘘の様にピンク色や黄八丈のきものを着るようになった。彼女の指導をしていた先生から「今更黄色なんて着れないわよね!とかピンクは若い人のもの」なんて言葉をずっと聞かされ、着ることが怖くなってしまったそう。

幾つになってもピンクが似合う人は居る。それを頭から否定するのは指導者として如何なものだろう?


トキ孫、黒地の大小霰の江戸小紋の単衣。祝嶺恭子さんのロートンの帯。背中の皺右側酷いね!次回の課題。トキ孫、帯山は随分と上に上げられるだよね!ストレッチ体操しているお陰だよね。


授業の後、お楽しみに歌舞伎座に。




玉三郎さまと仁左衛門さまの舞踊🪭を見に行って来た。花道脇の席。仁左衛門さまの玉の汗がよ〜〜く見えた。玉さまの芸者姿は博多人形そのもの。二人の息のあった舞踊は色っぽくてゾクリとしたよ。



公演の前に歌舞伎座5階の空中庭園で!本日、能州紬の単衣の道行を着て行ったんだ。海藻染めだよ。輪島市に能州紬の工房有るんだけど、元日の地震で被害あっただろうなぁ?暫くは紬生産出来ないかも…大切に着て行こうと思うよ!