アラフォー20年近く経ってやっとわかった母親の言葉
本を自由に、時には無料で読めるなんて実はものすごく贅沢なこと
『御食事ゆにわ』ちこ店長の著書より
30代の頃だったか
母親の言っていることは
わかるけど
私には受け入れられない
たぶん
正論なんだろうけど
私の中では
なんか違う
でも
”母親”という立場の
女性の発言としては
たぶん花丸がもらえる
そんな20年近く前の
母親の言葉を
今朝
ふと思い出しました
きっかけは
昨夜
久しぶりに再読した
『御食事ゆにわ』の
ちこ店長の著書
”いのちのごはん”より
〜以下抜粋〜
勝とうとしてはいけません
感情にも、自分自身にも
そして他人にも
いちばん勝とうとしてはいけないのが
自分の過去です
過去とは
自分の感情と結びついた記憶です
これに勝とうとしたら
ノイローゼになってしまいます
過去とはケンカせず
ただ”今”を幸せに生きれば
過去は味方になります
これは感情を克服する
基本中の基本です
〜180ページより〜
20年近く前に母親から言われた言葉
ちなみに
20年近く前に
母親から言われた言葉とは……
「子供には
ちょっとでもいいから
自分より
上にいってほしいもんなんよ」
でした
傍で聞いていたら
子供の幸せを願う
良き母親
そのものですよね
でも
私には
どうしても
引っかかるものがあって……
その答えが
"いのちのごはん"に
書いてあったのです
母親は
娘の私に
勝ってほしかったんですね
自分よりも
ちょっと上を行くことで
まわりからは
「娘さんはよい暮らしをされてるね」
という評価を受けたかった
そして
自分ができなかったことを
娘に託して
自分の過去に勝ちたかった
まぁ
穿(うが)った見方かもしれませんが(笑)
ただ
母親は
戦後すぐの生まれ
いわゆる団塊世代
競争が当たり前の時代を
生きてきた人
勝とう!勝ちたい!という気持ちが
強い人ではあります
勝とうとしなくていいんだ
でも
そんな母親を見てきたからか
私は逆に
”勝とう”とすることが
子供の頃から
好きではなかった
順位が出るようなものも
好きじゃなかった
でも
両親を見ていると
そう感じる自分は
逃げているだけの
弱い人間だと
思っていたけれど……
なーんだ
勝とうとしなくても
いいんだね
自分の過去にも
勝たなくていい
ただ”今”この瞬間を
幸せに生きればいい
そうすれば
過去を味方にできるし
なにより
感情に振り回されない
人間になれる
良書は
自分を含め
家族友人知人の中にはない
モノの見方を教えてくれる
この本に出会えて
本当によかった
今日のにゃんこ
▼ホントはこっちをメインにしたいブログ(笑)
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