6年生になると、受験学年として日々慌ただしく時間が過ぎていく感覚にだんだんなるかと思います。(親がにやり)

この時間の感覚って、受験サポーターである親と、本人とがマッチすることは最後までないのが一般的ですよね。大人として親として、頭ではわかっているけど、やっぱり悩んだりイライラしたり、お小言めいたことを言ってしまったり、そしてあとで後悔したり反省したり。

親の心中も慌しいのです。

というわけで、子どもが塾に行っている間くらいは、先生とその学習環境にお任せしてゆっくりするのもよいかと思います照れ息抜きも大事ですコーヒー


さて受験するとなると、一応志望校なるものを設定して頑張るわけですが、その中で「第一志望」などと表現してしまうと、その次やそのまた次は第二第三と呼ばれ、なんだか格付けのようにも聞こえて、そのどこかに縁がうまれて通うことになった時にうれしい気持ちと少しがっかり思う気持ちが混ざってしまうかもしれません。

それはもったいないです。

受験した学校は全部「通いたい学校」「通ったらきっと楽しいだろうと感じた学校」です。

むしろ、そう思えない学校を、「とにかく偏差値や日程で選んだだけ」「どこでもいいから合格してほしい」という理由で受けるのは残念です。

学校も入試というシステムで子どもたちを選ぶかもしれませんが、受験生たちもその学校に行くかどうか選ぶ立場なのですから。


とはいえ、志望校が一律同じ温度感だというお子さんもそんなにはいないかと思います。優先順位というか、行きたい気持ちバロメーターみたいなものは当然あるでしょう。

そして親としては全力で応援したいし、できることは何でもしてあげたい!と思うことでしょう。

我が家もそうでした。

で、疑問に思うことが毎年あります。


例えばSAPIX(大手で実績トップと言われているので例として)に通われている方が、早稲アカのNNや灘ツアー、その他講座に参加することで、他塾の実績にカウントされるのは嫌だから申し込まないとか、特待生とか言って他塾の優秀生の実績を取ろうとしているなどと言う方っていますよね。

それってなにか子どもの受験に関係あります?

塾だって営利企業、サービス業のようなものです。様々な手を使って宣伝したいのは当たり前です。そしてその手は別に隠しているわけでもありません。(詳細をぼやかしているという点は確かにあるでしょうけど。

)

他塾のサービスを利用せず自塾だけで、というお考えの方はいいんです。また、内容や質がよくないから参加しないとか、時間的に通えないから申し込まないというのもわかります。

大抵はこれらの理由だったり、これとセットで他塾の実績に利用されるのは嫌だと言われていることが多いのですが、単体で、他塾の実績に我が子が使われるのが許せないと言われる方もいるんですよね🙄

実績に加わるかどうかもわからないのに…塾はそんな不確定要素に先行投資しようとしただけなのに。


理由はそこ?

塾の営業を気にするのではなく、内容、中身、利点があるのか、子どもの受験の役に立つのかという点で検討する方がよいのではないかと思うんですよね。

まぁ変な話、SAPIXのカリキュラムであれば、必要十分な質で提供されているはずなので、他塾利用などは時間的に余裕がある層くらいしか考えないかもしれません。

実際には、塾側が実績としてほしいのは、灘受験に対応できるレベルの子を特待として招待したいということでしょうから、灘受験を視野に入れているご家庭や、灘講座の内容に納得される方であれば利用してもいいんじゃないかなと思うわけです。

塾と受講生は、サービスを提供する塾と、それを求める側なだけで、それは無料でもなければ善意でやっているボランティアでもありません。よくわからない義理なんてものを感じているくらいなら、受験生の我が子に目を向けて、なにがよいのか、どんな手が方法があるのか、なにを取捨選択すればよいのか、情報はきちんと自分で理解し整理できているかということから考えてみてはいかがでしょうか。


個人的には、早稲アカの「NN=なにがなんでも」って熱血ぶり嫌いじゃないですグラサン

親だって子どもを側で見守りつつ、実は「なにがなんでも」って心では少なからず思っちゃってたりするものですから。


まわりを気にせず、各ご家庭に適した情報やサポートがいいタイミングではまるとよいですね。