2002年9月17日(火)
午前9:00
「学籍番号、掲示板にあった。
 
 今から新快速に乗って
 病院に向かう

 と、






間違いないんやなっ⁉︎

 の口から
 母さんに報告してやれっ

 すぐ帰って来いっ!」

 と、



 






 原付き(YAMAHA Aprio)を飛ばして、

 姫路医療センター
 国立病院に向かいました🛵。




排気量 50cc




 病院🅿️のスモーキン・エリアで
 白い煙を
 せわしなく吐き出しながら、

 に携帯電話をあてがいながら、

 大きな声を発しているの姿が見えました。



 の姿を見つけて
 が怒鳴りました。



「◯0◯室やっ!

 亀山のおばちゃん(母の姉)
 連絡するんやけど、
 繋がらんっ!

 ◯イ◯ケは授業中やっ!

 お前、先にはいっとけっ



 面会を固く禁じられていたので、
 が個室にはいっていることも知りませんでした。



 ◯0◯室に入室すると、

 若い看護師さんが
 のベッドサイドで泣いていました。





 この後の事は
 まったく思い出せません🥲。











【父のはなしによると
 お前から連絡があったことを母さんに伝えたら、はぁ、よかった」言うて母さん、息を吐きながら、息を引き取ったんや。ずっとお前のこと、心配しとったんや。「あの子が卒業するまでは絶対、死なれへんってずっと言うとったんや。お前が卒業できた、いうこと聞いて母さん、安心したんや。良かったな、間に合ってほんま、良かったなぁ。



 顔をくしゃくしゃにしながら、

 
 最期の様子を聞かせてくれました。





 この後の事は
 何ひとつ思い出せません🥲。





【父のはなしによると
 お通夜の席でのはまるで生気がなかったそうです。そのくせ、出された仕出し弁当は残さず食べていたそうです。いとこの◯っちゃん◯ゆちゃんから声を掛けられても、返事をしなかったそうです。黙々と仕出し弁当を食べていたそうです。うつろな眼をしていたそうです。





 この時の事は
 なんにも憶えていません🥲。





【父のはなしによると
 お葬式、それはとてもいいお葬式だったそうです。会場となった広畑の大和会館にはフロアに入りきれないほど多くの弔問客(会社のエラいさんや婦人会のお友達、学生時代からのお仲間, etc.)が、と最後のお別れをする為に訪れてくださったそうです。「母さんの人德やなぁ

 の幼馴染みの◯くちゃんお母さまと一緒に訪れていたそうです。「◯くちゃん、わんわん泣いてたわ」と

 棺を閉めるとき、化粧されたの顔をチラっと見るには見たのだけど、直視できませんでした。おでこにを置いた時、泣くに泣けず、眉毛が八の字になったのだけは、なんとなく憶えています🥲。





 さいご
 参列者をお見送りする時、
 喪服姿男二人(父・私)
 肩をひどく落としている中、

 気丈に
 背筋を伸ばして、

 せいいっぱいの作り笑顔で、

 皆様に
 お礼の挨拶をしていた
 の横顔が

 今でも忘れられないのだな真顔





【おばちゃんはなしによると
 名古山霊園で小さな(まさみさんの喉仏)となったさんと対面した時、が膝から崩れ落ちたのを、はっきり憶えています。この時の事だけは、忘れたくても忘れられません🥲。












あれから
20年後

当時のことをよく知る

◯ちくんと






名古山霊園

心おだやかに


訪れました




取り返しのつかないことを

してしまってごめんよ


母ちゃん




とにかく

健康仕事に励みなさい


と、母の声




青空の青の青さに

目に泪が🥲











止まった手のひら

ふるえてるの

躊躇して



この空の

青の青さに

心細くなる



信じるものすべて

ポケットにつめこんでから



夏草揺れる線路を

遠くまで歩いた



心に

痛みがあるの


遠くで蜃気楼

揺れて


あなたはの影に

明日の夢を追いかけてた


私はうわの

別れを想った




汚れた世界に

悲しさは響いてない



どこかに通り過ぎてく

ただそれを待つだけ



体は

素直になる


止まらない🥲


だけど


ここから何処へいっても

世界は夜を乗り越えていく


そして

あいのうたが


心に響きはじめる




ママのくつで

速く走れなかった


泣かない

裸足になった日も




逆さに見てた地図さえ

もう


捨ててしまった



心に

魔法があるの


嵐に翼ひろげ

飛ぶよ


私はうわの

あなたのことを

想い出したの


そして


あいのうたが

響きだして…


私はあいのうたで

あなたを探しはじめる













今宵、

もう一曲

お届けしてもいいですか?




覚和歌子さんが作詞

三木たかしさんが作曲された




わたしは青空





唄 : YU-ME





思いもよらない 別れの午後は

ありがとうも さよなら

何ひとつ 言えずじまい


ふいに途切れる 人生だったら

もっとやさしく すればよかった




強いふりをして こらえるあなた

こんな ときぐらい

あげて 泣いたらいい

やつれたを はさんだ両手

名残のキスぐらい 気づいてよ




青空

祈りの言葉に 私はほどけて溶けてく


青空

あきらめきれない気持ちのままで






っていたふたりの暮らし

あまりにも ささやかで


いとおしむ もなくて

一秒ごとが 宝石だったと

なくしてはじめて 気づくのね



見果てぬを 数えたままで

そよ 揺れたら

から 旅立つ


また会えたら そのときはもう

抱きしめてはなさずに いてほしい




青空

過ごした時間の長さじゃ はかれぬ仕合せ


青空

あなた出会えて ほんとよかった


青空

祈りの言葉に 私はほどけて溶けてく


青空

いつでもここから あなたを見てる


青空

いつでもここから あなたを見てる







置かれた場所で

咲きなさい

渡辺和子



今日が

人生最後の日だと

思って生きなさい

小澤竹俊








読書の秋、間近ですね🍁。

まだまだ暑い日が続きますが🫠、

どなた様も

お身体にお気をつけなさってください、🐈。















































【おまけ】



輝きつづける 星にも

ひとつのいのち 消えては生まれてくる


本当の悲しみ 気づいて


いつか自分の力で飛び立つのさ

いつか自分の力で飛び立つのさ