今日は久しぶりにボランティアの話をします


先日、緩和病棟の遺族会が行われました
週一で行っていたボランティアも
最近では月一がよいところになってしまいましたが
年2回の遺族会はなるべく出席しています

遺族会とは
その病棟でお亡くなりになった家族のために
短い時間ではありますが
先生や看護師、ボランティアや
同じ境遇の方とお話しをする機会を
持っていただく所でもあります

席もなるべく同じ境遇の方同士になるよう
工夫されていて
故人のお話をしたり
共感したり慰め合ったり
情報交換できる場所になっています

お母さまを亡くされたグループ
お父様を亡くされたグループ
ご主人を亡くされたグループ
奥様を亡くされたグループ
お子さんを亡くされたグループ

等に分かれて

「自分だけではない」と知ることで
少しでも前向きななれたり
救われたり出来れば・・・
という趣旨で行われます

私達ボランティアも
緩和のボランティアの意味を知る
大切な機会にもなります

参加するにあたり
すごく悩まれて来る方も
多くいらっしゃいます


先日は
若くして亡くなられた方
(小さいお子さんを残して逝かれた方)や
私達と一緒に
遺族会の準備のお花づくりを
手伝ったくださった方のご遺族もいました

はさみを持つのも
あまり力が入らなかったのに
「大丈夫、大丈夫」と
一生懸命お手伝いしてくださいました

どんな思いで手伝ったのかを思うと
今でも何とも言えない気持ちに
なってしまいます

その方のお母さまと立ち話をしましたが
「娘に先立たれるのはとても辛い」と
おっしゃっていました

私も子供たちが幼稚園の時に癌になって
強く思った事があります
「私でよかった」という事です
(整形外科だったので肉腫は若い人が多く、子供もいました)
子供が病気になることを思えば
「癌の一つや二つ、たいしたことない」と
思った覚えがあります

先立たれるなんて
どんなに辛いことでしょう



遺族会は私たちにとっては
準備や片付け、反省会など
一日がかりの仕事になりますが
会自体は1時間半から2時間位なので
あっという間に終わってしまいます

故人の話で涙を流したご遺族は
最初いらした時のお顔と
帰る時のお顔が
全然違って明るくなります

「ありがとうございました」の
声に私たちはとても癒されます

「情けは人の為ならず」
ボランティアは
「してさしあげる」のではなく
「もらっているもの」の方が
多いのだと気付かされます

どうやって生きて
どうやって死ぬのか・・・

人生の最後の時を
ほんの少しだけご一緒させていただいて
考えさせられることは様々です



カウンセリングルーム大空

川口駅西口3分
 048(291)9853
 090(8316)6127
HP http://kiaozora.com/


カウンセリングは
心の奥深くの悩みの原因を見つけ、基本的解決を図るものです
知らずについてしまった考え方の癖、パターンを取り除くと心が軽くなります

誰かと話したい・・・
気持ちを聞いてほしい・・・
愚痴でも何でも結構です
辛い気持ちを話してみませんか?


                 
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  よろしかったら覗いてください

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