電車の中で眠ってしまっても、下車駅のアナウンスには反応して起きてしまうのはなぜでしょう?
にぎやかなパ-ティ会場(雑踏)などで、自分の話をしている相手の言葉がよく聞こえるという現象をカクテル効果といいます
雑踏の中で、自分と同じ姓や名前を呼ぶ声に反応したりという経験は誰もが一度はあるのではないでしょうか?
私たちは瞬時にして、物事を知覚することができます
でも、それはすべての情報を1度に知覚し、情報を処理しているわけではありません
情報を処理するのには限界があるからです
そこには、効率よく情報を収集する注意のメカニズムが働いているのです
それは知覚においても、聴覚においても働いています
私たちは無意識に特徴的なものを選択して情報をあつめているのです
電車の中で眠ってしまっても、下車駅のアナウンスに反応して起きてしまうのはこのためです
私たち人間は、普段何気なくしている行動にもものすごい能力を秘めているのです