こんにちは。ありすです。

 夏も残り少なくなってきましたが、夏負けしていませんか

 
 さて、今回は巷で有名な○○ブレスダイエットをした方の弊害を紹介します。

 Aさん(男性 60代)はある時にテレビで俳優が行っている○○ブレスダイエットを見ました。

 最近太ってきたので痩せる良い機会だと思い早速実行しました。

 痩せて効果は出ましたが、ある日練習中、後頭部に激痛が走りました。

 首が全く動かなくなり、動かそうとすると「ピキン」と電撃痛が走って動かせません。

 動かせても左右に一㎝くらい、上下には全く動かせない状態でした。

 両肺下葉表面 左肺上下葉裏面にインフルエンザB型の感染(+)
 
 頚椎5、6、7番に骨折反応(+)

 脊椎圧迫骨折が頚椎5,6,7番 胸椎の4,5,6,7,8,9,11,12番に(+)

 左側の前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉にインフルエンザB型(+)

 左脳内転変位が激しく見られ、仙骨伸展を調整し治療終了しました。

 我々の診立てですと、この患者さん〇〇ブレスダイエットをした結果、肋骨、脊椎、骨盤、頭蓋骨の歪みを生み、内臓機能、免疫系などのバランスまで崩し、インフルエンザの感染を呼び込む切っ掛けを作ってしまいました。

 治療終了後、症状を確認して頂きました。

 後頭部の激痛は和らいできたけど、首は1センチから2センチくらいしか動かせない状態です。

 それほど激しい衝撃が生体に襲いかかっていた証拠なのです。

 その日は帰宅して頂きました。

 翌日来院。

 昨日家に帰ってから暫くすると首の痛みが突然スーッと消えて行って楽になったそうです。

 後頭部の激痛は消失しました。

 首の深部に少し違和感や痛みがあるけれど、動きは正常になりました。

 白質 灰白質 頚椎下部 僧帽筋 起立筋にインフルエンザB型の感染(+)

 脳下垂体のCW変位を治療しました。

 直後に身体を観察して頂きました。

 首の動きは正常。深部の違和感、痛みは消失しました。

 本人は「〇〇ブレスダイエットなんて、もう二度とやらないよ」と反省しきりでした。

 世の中には様々な健康法があり、ITの進歩により情報は氾濫しています。

 その殆どが健康法ではなく「不健康法」となっているのが現状なのです。

 私の知人なのですが、ある格闘家を真似てヨーガの火の呼吸というのを取り入れました。

 ある日通勤電車で倒れました。

 詳細は省略しますが、原因は火の呼吸の実行でした。

 呼吸は非常に強い信号を脳に送ります。

 間違った呼吸をする事により、強く間違った信号が脳に随時送られてくるのです。
   
 脳は混乱し精神は乱れ、体内の恒常性まで破綻をきたします。

 このような事を指導者が知覚出来ているのでしょうか?

 というより、この事実を知っているのでしょうか?

 健康法の危うさというのは何の疑問を持たずに指導者に従うにあります。

 指導者が感覚もない、脳の状態も分からない、理論偏重 生徒の依存心・・・
 
 これで正しい事が行えると思いますか?

 それよりも自らの感覚を鋭敏にし自ら選んでいく。

 この方が余程健康的だと思えないでしょうか?

 巷にあるようなものは所詮お金儲け以上のものはありません。

 充分に気をつけて選択して下さい。

 では、お大事。