以前に書いたことがある減薬中の患者さんについての経過報告をされて頂きます。患者さんは50歳台の女性。ベンゾジアゼピンの一日量エバミール1mg眠前、ロラゼパム0.5mgを2回から減薬スタート。ベンゾジアゼピンの減薬は、基本は一種類ずつなのでエバミールはそのままにし、ロラゼパムを減薬中です。ロラゼパム減薬にしたのは、現在の症状がロラゼパムによる影響と思われたからです。少しペースが速いかもしれませんが、2週間で5%減薬していってます。秤も購入して、真面目にヤスリで削ってくれてます。現在、ほぼ50%までいきました。痛みもほぼなくなり順調でしたがここにきて、パニック発作はないのですがホットフラッシュのような症状と疲れやすいという症状がでてきました。以前より時々そういう症状があり、婦人科で更年期症候群と診断されたこともあったとのことです。でもベンゾに詳しいみなさん、これ聞いてちょっと怪しいと思いませんか。離脱症状も十分考えられますよね。減薬はステイを指示し、ビタミン注射開始しました。このビタミン注射、いわゆるニンニク注射といわれているもので疲れとかにけっこう効くんです。それでまた症状が落ち着いてきたので今後減薬をどうするか考え中です。減薬量を2〜3%に落とそうと思ってます。ここからはちょっと慎重にいったほうが良さそうです。また報告しますね。