今回、新たに、
Khronos Artifact Collection
を始めることにしました。

画像。
音。

言葉。
装身具。

空間に置かれるオブジェクト。

Khronos Artifact Collectionは、

それぞれの媒体へ異なる構造と技術を宿した、

Khronosの作品コレクションとして展開します。



たとえばCHANELでは、
ブランドのものづくりを支える工房と、
そこに受け継がれてきた技術を結集した
「メティエダール コレクション」が、毎年発表されています。(メティエダールとは、
フランス語で「芸術的な手仕事」を意味する言葉です。)

 
「サヴォアフェール」という言葉をご存知だろうか。「伝統的な匠の技」といった意味のフランス語で、特にハイブランドの伝統技について使われることが多い。
そのサヴォアフェールの存続と未来への発展に特に注力しているブランドのひとつが、シャネルだ。オートクチュールなどで培われてきたフランスの伝統的な手仕事の継承を目的に、1980年代から刺繍や羽根細工などの工房を自らの傘下に収めてきた。いまやその数は40にものぼる。

メティエダール、 “芸術的な手仕事”を守り育む シャネルが紡ぐ希望


今年のメティエダールコレクションはこちら。


ここで興味深いのは、

受け継がれてきた伝統技術を、

ただ保存し、過去のものとして残すのではなく、

現代のクリエイションの中で生かしながら、

次の時代へと発展させていることです。

長い時間をかけて培われてきた技術や知恵も、

それを宿す新しい作品や、

現代との接点が失われれば、

一瞬にして未来とのつながりを失ってしまいます。

今回用いた「Artifact」という言葉は、

人の手によってつくられたもの、

意味や機能を宿した人工物などを指します。

ただ見て楽しむだけのものでも、

ただ所有するためだけのものでもなく、
日常の中で触れることで、

そこに宿された構造や技術との接点が生まれていく。

そうした作品群を、

これからKhronos Artifact Collectionとして
少しずつ形にしていこうと思っています。

振り返ってみれば、
これまで制作してきたステッカーや
トレーディングカードなどのグッズ関連が、
今回の流れにつながるものだったのかもしれません。

ゆくゆくは、
空間そのものを構成する家具やオブジェクト、
伝統工芸を受け継ぐ方々との協働にも、
展開を広げていきたいと考えています。



特別な講座やセッションの時間だけでなく、

普段の生活の中でも、

Khronosの世界観や気功技術に触れられるもの。

目にするものや、
耳にするものや、
香りを感じられるもの。


身につけるものから、
ふと手に触れるもの。


そして日常的に目に触れる、
空間の中に置かれるもの。

それぞれ異なる媒体を通して、
視覚、聴覚、嗅覚、触覚──
複数のモーダルチャネルから、
未来側の情報に触れる機会を
日常の中へ置いておく。

今回のCollectionは、

そのための新しい試みでもあります。

まず最初に展開するのは、
手に触れやすいところから、
MOBILE WALLPAPER SERIES
です。

一日の中で、

僕たちは何度もスマホの画面を開きます。



時間を見るとき。

連絡を確認するとき。

何かを調べるとき。

次の行動へ移るとき。

あまりにも日常的な動作なので、

普段はほとんど意識することがありません。

けれど、

一日に何度も視線を向け、

繰り返し触れているということを考えれば──

僕たちが何を見て、何へ注意を向け、
どの世界に臨場感を持つのかに関わる、
認知空間と深く結びついた
インターフェースでもあります。

MOBILE WALLPAPER SERIESでは、
作品ごとに異なる気功技術を封入した画像を、
日常的に触れるその画面へ置いていきます。

特別な時間を用意して、

強く意識を集中するのではなく、
スマホを開く。

時間を確認したり、

ふとしたときに通知を見る。

そうした何気ない動作の中で、

封入された技術へ繰り返し触れていく。

スマホを、

単なる情報端末として使うだけではなく、
未来側の情報と日常を接続する
一つのインターフェースとして再構成する。



それが、

MOBILE WALLPAPER SERIESの
基本的な考え方です。

このシリーズでは、
Archive Edition
と、
Original Edition
の二つを展開していく予定です。

Archive Editionは、

過去にOnline Labなどの
限定空間で
公開・配布してきた作品を、
一般販売用として再構成し、

お届けしていくものです。

これまでにも、

気功技術を封入した画像を、

その時々の場や流れに合わせてお渡ししてきました。

それらは、

限定された空間の中で生まれ、

Khronosがここまで辿ってきた時間の一部となった作品でもあります。

一方で、

作品の存在を後から知った方や、

配布された時期にはまだ参加されておらず、

手にすることができなかった方も
いらっしゃると思います。

限定された場の中で先行して生まれたArtifactを、

必要とする方の日常へ。

Archive Editionでは、

そうした作品を一つずつ公開していきます。

そして今後は、
Original Edition
として、
Khronos Artifact Collectionのために
新たに制作する作品も公開していきます。

既に存在している技術を
、
新しいビジュアルへ封入するだけでなく──

作品の構想、扱う気功技術、

ビジュアルや媒体そのもの。

それらを含めて、
一つのArtifactとして
新たに設計する作品です。

Archive EditionとOriginal Edition。

これまで限定空間で生まれてきたものと、

これから新しく生まれていくもの。

その両方を通して、

Khronos Artifact Collectionの世界を
少しずつ広げていければと思っています。

そして、

MOBILE WALLPAPER SERIESの最初の作品として
今回公開するのが、

01 — Vairocana

気功技術「遮那(Vairocana)」を封入した
スマホ用の待ち受け画像です。



この作品では、

手前にある岩肌や海岸線から、

海、山、空へと視線が抜けていく風景を描いています。

目の前にある細部を捉えながら、

同時に、その背後に広がる全体を観る。

それは、

気功技術「遮那」が扱う多重的な視点を、

一枚の風景へ写像したものでもあります。

スマートフォンの画面を開いたとき、

いま目の前にあるものだけでなく、

その先に広がっている世界へ視線が抜けていく。

目の前の出来事に
臨場感が高まっているときにも、
その出来事を観ている自分と、

その自分を観ている視点、

さらに、それらを包み込む大きな情報身体へと視座を広げていく。

日常の中で「遮那」へ触れるためのArtifactとして、
お使いいただければと思います。

こちらは、

Khronos Artifact Collection

MOBILE WALLPAPER SERIES

01 — Vairocana

Archive Edition

として、

本日より一般販売を開始します。

▽お申し込みはこちらから
画像は、
スマートフォンのロック画面、

あるいはホーム画面へ設定してお使いいただけます。

強く意識し続けたり、

何か特別なことをしたりする必要はありません。

普段どおりに画面を開き、

普段どおりの日常を過ごす。

その中で、

何度も目に触れる風景が、

自分の認知空間の風景とも重なっていく。

未来側の情報を、

日常の中へ置いておく。



Khronos Artifact Collectionを通して、

これまでとは少し異なるかたちでも、

Khronosの世界観と技術を
お届けしていければと思っています。

まずは、
最初のArtifactとなる「遮那」を、
それぞれの日常の中で
楽しんでいただければと思います。

ここから、

画像だけに留まらない
さまざまなArtifactを形にしていく予定です。

僕自身も、
まだ観えていないものが
どのような姿で現れてくるのかを楽しみにしています。

Khronos Artifact Collectionの展開を、

皆さまと一緒に楽しんでいければ幸いです。

ではでは、今回はこの辺で。

また次回の記事でお会いしましょう!

Khronos / The salone|Hiro

追伸:
感想・ご質問、大歓迎です! 
たった一言でも構いません。もし何か感じたことがあれば、ぜひシェアしてください。言葉にすることで、見えなかったものが形になり、次の扉が開いていくのです。
あなたの一言が、次の扉を開く鍵になります。
どんな小さな気づきでも、それが新しい変容の始まりになります。そして、“場”をさらに深める力になります。