まずは5mのLANケーブルをパワーアンプ⇔ネットワークとネットワーク⇔DH1A(中高音ドライバー)に二本取りのため約1mと4mに分けてばっさり切り分けます。
ネットワーク⇔DL15W(15inchウーファー)間は内部で接続されているので不要です
内部の被服線は八本有ります、どう作るかは使用する本数にも寄よります、
まー、安いLANケーブルなのでLANケーブルを4本買って来れば
1.二本撚り一組でホットとコールドでLANケーブルの八本のうち四本でLとRの一組
これだと半分しか使いませんね
2.二本撚り二組でホット+二本撚り二組でコールドのLANケーブル1本でLとRの一組
これで丁度LANケーブル一本分です。
3.二本撚り四組でホット/残りの四本を使ってコールド、それぞれLとRで一組
この場合はLANケーブル一本で片Ch分なのでLANケーブル二本必要ですが
外側の皮膜の両側10cm程度剥けばよいので全部剥く必要は無いですね。
とりあえずどんなに音が変わる〔良くなるかどうかはともかく)かの試行なので、2本撚りを一本として二組使ってホット側とコールド側にするか、二本撚りの一本づつホット側とコール側で作るか迷ったのですが、とりあえずは最小(最細)単位の撚り一組(二本)で一組で作ります。
〔まさかパワーが掛かって発熱・発火とかは無いと思いますが・・・)
早速、外側の被覆を剥いて
二本づつ撚ってある4組×2に線に分けます。
あとは末端処理で
Yラグ端子を付けます
こんなものでも音が変わるから止めた方が良いと言う人がいますが
交換時の作業性の良さで付けます(駄耳のおじさんに微妙な違いは分からんので)
次に、細いケーブルの皮膜を剥いて中の銅線を捻ってから二つ折りにして圧着ペンチでYラグを圧着してから半田を流し込んで固めます。
各線の被覆色が違いますので極性を間違えないように赤(ホット)、黒(コールド)の色分けと半田付けした端子とコード部分の保護のためカラーをつけます。
今回は撚り線一組のうち単色線をホット、同色白交じりの線をコールドとしました。
これでネットワーク⇔DH1A間の一組が出来ました。
片側で二組八ヶ所の左右合わせて十六ヶ所の半田付けをして完成です。
早速交換してみます。
(以前のケーブルと比べて)あまりにも細いですね、
頼りなく見えますが大丈夫でしょうか?
CDPは2台とも調子がイマイチなので
レコード「Cool Strutin’」を聴いてみます。
なんと!!
このLANケーブル線のスピーカーケーブル、
今まで、
パワーアンプのアッテネーター:ー20dB、
プリアンプのボリューム:20程度
が、何時も聴く音量でした。
このLANケーブル線に交換後
パワーアンプのアッテネーター:-30dB、
プリアンプのボリューム:36程
に絞っても同じ位の音量なのです。
伝送ロスが少ないのでしょうかねぇー。
それと、低域のボリューム感が増しました、
高域(時にシンバルなど)もクリアーに聴こえ帯域も広がってパワーもりもり!
ポール・チェンバースのベースはピチカートの弦の音だけではなく弾く指や爪の音まで聞こえるような、ジャッキー・マクリーンのアルトサックスは音だけではなくリードの震え迄聴こえる(?)ような気がしますねぇ、全般的には音が飛んでくるスピードが増したような気もします。
上下の音域も拡がったような気がします、悪く言えばドンシャリ(?)
結果的に音がよくなったのかどうかはおじさんの駄耳では分かりませんが変った事だけは確かです(;^_^A
まー、エージングってんですか?
暫く鳴らしてみてどうなるかですね。
これを二本繋ぎ、四本繋ぎ、八本繋ぎにしたらどう変わるのでしょうか?
作るのは面倒ですが安価に作れるので楽しみですね。
ダイソーでLANケーブルをあと三本買ってこようかな・・・