おじさんのオーディオ懐かし話その4 | 酔眼(酔った眼でのあれやこれや)

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マルチチャンネルアンプSR機器でJAZZなど、CinelliとKonaの2×2輪生活、最近は運転していないAlfaRomeoMiTo結局は妻専用スーパー(買い物用)カーとなり果てる、チワワの『らぶ』とPentaxKPなどで撮るへぼ写真、酔った眼でのだらだら・ぐずぐずな年金生活の日々

おじさんのオーディオ懐かし話その3」の続きです。

室内楽やバロック、それとピアノトリオなどをよい音で鳴らしていたリチャードアレンの8Inch2発のスピーカーシステム。

これをどうしても欲しい・譲ってほしいと知人の知人から懇願される。

暫くの間このスピーカーで満足していた(若かった頃の)おじさんは聞く音楽の傾向がアーチー・シェップの「One for tha Trane」などのフリージャズにだんだん傾倒していた頃だった。

そうなってくると、リチャードアレンではどうにもこうにも鳴る音に不満が・・・

このスピーカー(リチャードアレン)では
「音圧とスピードが足らん!!!」
フリージャズの圧倒的迫力が・・・、と思うようになってきた。

それでこのリチャードアレンニューゴールデンエイトを知人の知人に譲ってしまう。

それで次期ウエポンはというと

まずはスピーカー
その頃流行りだした「長岡鉄男氏」設計のバックロードホーン(20cm一発用)を作ることに。
バックロードホーンは21mmの3×6合板(確か三枚)を使って根性を入れて作った。
このバックロードホーン(以下BL)をドライブするユニットは言わずと知れた当時BLをドライブするには最適のFostex(当時はFoster電気)のFE203Σが良かったのだがなぜ買えなくて

FE203を使う、

圧倒的中低域に負けないようにこれまた長岡鉄男氏推奨のトゥイーターは

日立H-54HD(当時正式販売は無くLo-Dスピーカーの補修部品として販売していた)

ネットワークは簡単にH-54HD側直列にコンデンサーを挟むだけで6dB減衰の(確か4KHz)辺りで低域カット。
FE203はフルレンジ使用として高域はそのまま伸ばす形で構成する。

このFE203とH-54HDのBLシステムをフロントにする、

それと当時(これもまた長岡式)流行っていたMatrix4Chのリアスピーカーも(勢いで)を作る
ドライバーはこれまたFostexのFE103でBLはスパイラルホーン、これをMatrix配線する。
  
   ※BLエンクロジャーについてはこの頃の写真が無く
    ネットで箱の画像や組立図を探してみたが
    バックロードホーン及びスパイラルホーンについて
    版権がありそれは長岡鉄男氏の遺族が持っているとの事
    後々面倒くさいことが起きると嫌なので
    不掲載とします。
    興味ある人はネットでググッてみてね。 




 
このBLをドライブするためのアンプとして
やはりパワーと再生帯域のフラット化を考え
真空管の6BM8シングルアンプは友人に進呈
DYNACO PAS2プリアンプは退役し押し入れの奥へ

代わりのアンプは、デザインとコスト・出力で選んだのが

YAMAHAのCA-X1、シルバーパネルでPowerメータ付き。
チューナーをはじめとするそのほかの機器は全てCA-X1に接続し適当にJAZを聞いてみる。

若干の荒さは(リチャードアレンと比べて)あるものの目指した音圧とスピードは満足の行く出来、Matrix4Chも際物的ではあるがそれなりの効果がある。



※後日、サンスイの
 

 QS-1を借りる機会があって4ch化してみた
  モーグシンセサイザーで演奏(作製が正しいか?)された
    ※モーグシンセサイザーとは
     現代のデジタルシンセと違いアナログのシンセサイザー、
     コネクタケーブルを抜き差しして発信音源選択して
     ボリュームつまみで発信周波数高低を調整したりの
     面倒臭そうなやつでかなりデカイ! 
     以前TV番組のタモリ倶楽部で富田勲(そのお弟子さん)が出演して
     操作していたっけ


このレコードを聴いてみた
 

 「Switched on Bach」を聞いてみたらすごい迫力だったことを思い出した。
 もちろん擬似4ChのMatrixでもそれなりの効果を感じたけど・・・

 それと友人が持ってきたこのレコード(多分、なにぶん昔の事なので定かではないが・・)
 
 鬼太鼓座(おんでこざ)、後の鼓童でしたっけ?
 太鼓の迫力もすごかった。
 
その数年後、幼い娘にむき出しだったFE203のコーン紙を破られてスピーカーを

CoralのFLAT8-Ⅱに交換(同じFE203よりは音質が変わることを期待してこの機種にしてみた)、あわせて幼かった娘の破壊工作防止用としてフロントのバックロードホーンにフロントグリルを製作する、スピーカー交換の効果としてFE203よりはこのFLAT8-Ⅱの方が(少しだけ)まろやかなような・・・

この頃、操作の面倒くさいTEAC オープンリールテープデッキを知人に売却
ソニーのカセットデッキ


TC-2350SDを購入

  ※この頃クルマにカセットデッキカーステレオをつけたので
   手持ちのレコードやFMからダビングしてカーステレオ用としても重宝した。


しばらくして当時ステージ音響などの仕事をしていた義弟から
パイオニアのマルチセルラーホーン

PH-101をもらった。
  その後、この義弟はTEACのプロ用2TR38のオープンリールデッキを
  おじさんの家に持ち込もうとしたがあまりにもでかくて重いので
  丁重にお断りした)ので、

興味本位でこのマルチセルラーホーンを鳴らしてみたくて
FLAT8・PH-101・H-54HDを知人から借りた
3Wayネットワークにつないで実験をしてみたが・・・

如何せん低域(FLAT8のBL)とのつながりに違和感があって
元のFLAT8バックロードとH-54HDのシステムに戻したり。
  ※そうそうトゥイーターには木製手作りのJBLっぽい
    スラントプレート重ねのデフィーザーを付けてみたり


他にも、秋葉原で冷やかしで覗いたスピーカー屋から買ったメーカー不詳の8Cmシングルコーンスピーカー4個とこれまたメーカー不詳のトゥイーター(多分ラジカセ用?)2個で
この8Cm横置き2発がぎりぎり収まるちっちゃな密閉箱を作ってJBLオリンパスもどき(うまく行けばきれいにしてフロントグリルをカタログから適当に拡大コピーしてあの挌子グリルを作ってつけて)同じように知人が作ったミニチュアスピーカーを聞き比べたりして遊んだりしたが

暫くはこれで落ち着く。

続き・・・・もあるかな?