暫くはそのままの状態で聞きながらレコードが増えていく。
’70年代からJAZZも変拍子(ドン・エリスなど)やオーネット・コールマンやアルバート・アイラーセシル・テイラーのフリージャズ(keiai敬愛するジョン・コルトレーンもフリーというか独自の宗教が勝ったような方向に)、他にもジャズロックといわれるような新しいマイルス・ディビスやウエザーリポート、ロック界からはシカゴやBS&Tなどを聞くようになった頃、知り合いからSHUREのM44を安く譲ってもらう。
枝番までは覚えていないがこんなやつ。
しかーし、イコライザー付きプリアンプがないので暫くは引き出しの中でお休みしていたが、どうしてもM44を使いたくなってプリメインアンプを買う。
そこそこの性能とそこそこの価格、Coral A550。
こいつを購入したため自作6BM8シングルアンプは退役。
これでShure M44のカートリッジを使ってレコードを聴くと劇的に音質が良くなった(気がした)
’70年代は仕事も好景気で徹夜徹夜の残業ばかり、
したがって今と違って右肩上がりで毎年給料も上がり
ボーナスも結構出て少しづつおじさんの懐も暖かくなる。
このころFMFanなどFM関連雑誌なども出てFM音源をエアーチェックと称してテープオーディオ(カセットはまだ無い)が流行りだしてきた、おじさんもミュージックソースを増やすためテープデッキ購入も視野に入れ早速検討に入る。
で買ったのは
TEAC3モータテープデッキA2300
こいつをA550につなぐ、これは結構持ち出すことが多かったのでキャリングケースもつけたが約17Kgの重さで結構きつかった思い出が。
チューナーも
この頃になるとJAZZやRockだけではなく会社の先輩や同量の影響でクラッシックやバロックも聞くようになりそれの影響でジャック・ルーシェなどのバッハとJAZZを融合させてPlayBachなどやMJQなども聞くようになりどーもスピーカーを替えたくなる。またカートリッジもピカリング(ロングヘアーのついたやつ)が欲しくなるなどクラッシックももっとよい音で鳴らないかと考えるようになる。
そこでニューウエポンとして導入を決めたのが
リチャードアレンのニューゴールデンエイト、
こいつを片側二本の密閉箱に入れる。
エンクロジャーは市販の板厚の厚く重い箱を選んで購入する。
20Cm二発は高域が弱くバランスが悪いからトゥイーターをたして2Wayにしたほうがいいという人がいたがとりあえずは聞いてみてから考えよう。
またこの頃このリチャードアレンをA550で鳴らしてはいたがなんとなく退役していた6BM8シングルアンプで鳴らしたらどうかなと思い復帰させるため菅球プリアンプを物色するが・・・
マッキントッシュやマランツ、ラックスなど高級機など
価格的に買えるはずも無く
また自作するにもハム対策などのノウハウがあるはずも無く・・・・
ところが仕事で徹夜明けのとき眠い眼を擦りながら秋葉原をうろうろしたら、
この菅球プリアンプと運命的出会いが。
確か組み立てキットだと思ったが組み立て済みのこれ(DYNACO PAS2)が販売店が何処だったのかは定かでは無いが販売価格も(そこそこ)リーズナブル、徹夜明けのぼんやり頭で(素早く)これ+6BM8でリチャードアレンを鳴らしたらと・・・
つい最近これを引っ張り出して「Coffee Winds」に持っていく経緯はこちらで
店員に銀行で金をおろしてくるからと(焦って)言って銀行に
速攻で走り
速攻でおろして
速攻で戻って
速攻で買い
速攻で家に帰り
速攻でつなぎ
速攻で聞く
菅球で鳴らすリチャードアレンで聞くアカデミー(だったかな?)演奏の四季

レコードジャケット画像がなかったのでCDジャケット画像
は、柔らかい中でもきらきら輝くように聞こえる、おじさん的にはイ・ムジチ演奏の四季より好み。
なんてクラシック評みたいになってきたが、JAZZでは
これはやっぱり国内番よりもVerve盤のほうが音がいいよね
当時新宿紀伊国屋ビル内の帝都無線でわざわざVerve盤を取り寄せてもらったっけ
それほどクオリティの高いAudioでもないのに妙なこだわりが・・・
この組み合わせはピアノトリオとかギター、それとマイルスのミュートトランペットなどが良く鳴るような音質だった、クラッシックでは室内楽やバロックが良く鳴っていた。
それから数年後なぜかこのスピーカーを気に言った人がいて譲る羽目になって・・・
この安価な酔眼おじさんAudio遍歴の続きはまた次回に続く・・・かな?