F1撤退に続いてWRC参戦中のスバル・スズキも・・・・
【スバル、インプレッサ】 これから熟成していけばと期待していたが・・・。
アメリカのサブプライムローン破綻から始まったバブル崩壊を震源として急激な円高・それに伴う輸出の不振による影響で自動車生産各社が軒並み赤字となるらしい。
その影響で、季節雇用の派遣社員の契約打ち切りなど、連日報道されている。
会社の寮での生活までが解雇によって打ち切りとなり路頭に迷う派遣社員の救済として地方自治体がすばやく
短期で臨時職員として採用を決めたりしている。(こんな緊急事態が起きているにも係わらず国会や政府は何も決められずに与党野党がお互いにコップの中での争いをしてのん気にやっていることが腹立たしい。)
各社それぞれドル/円の社内想定為替レートが110±5円/ドル前後の想定であったと思うが、結局は最高で88円/ドル(位)と想定外の円高、これでは輸出に重きを置く製造各社はたまったものではない、結果として無駄な経費(派遣労働者も含めて)のカットとなる。
しかも宣伝効果が大きいと思っていたレース(ラリー)参戦も期待したほどの成績もあがらなかった。
したがって経営者はレース部門の予算をカットする(すなわちレースやラリーからの撤退を意味する)ことになる。
(F1ホンダは500~700億円/年ほどの予算、WRCのスバルやスズキは50~70億円程の報道も)
どうして日本のメーカはすぐに撤退をするのだろうか?
F1に参戦しているメルセデス、BMW、ルノーなどにしてもアメリカ市場で売上げのかなりの部分を占めていると思うし、WRCにしてもシトロエンやフォードも同じだと思うが・・・・
なぜ日本メーカだけが撤退をしてしまうのか?
やはり自動車文化や歴史の違い?
ホンダだって今年がそれなりの成績だったらこんな簡単に撤退しなかったと思うし、ましてや来期のモデルはかなり戦闘力が高いマシンができたとの一部報道もあった。
スバルもスズキも多分そうだが短期で結果を求めすぎる気がする(最もこんな成績で予算を使って赤字にでもなれば経営者に対しては「株主訴訟」を起こされるが)
今までで最低のシーズン、来期のマシンに掛けて今期のマシン熟成のパワーも振り向けたのに・・・・
トヨタにしてもそれなりの成績が結果として出ているので撤退しないだけで来期優勝できなければ撤退もありえるような気がする。(トヨタは今のままではぬるま湯に浸かっているので出るに出られないのだと、参戦第三期のホンダはずーっと水風呂に浸かっていたのだからこれをチャンスとして出られた?)
世界のトヨタをもってしてもなかなか表彰台の真ん中には立たせてくれない・・・
こんなことだから国際的にも日本(政府もメーカも)は諸外国(政府やメーカ)から対等な扱いを受けないのかと・・・
こんなときだからこそ合えて規模を縮小しても継続してもらいたいと思うしこの暗い日本を明るく導く材料ともなる(と思う)。
自分はALFA155に乗っているからではないが、155はそんなに傑出した『名車』ではないことは誰でも分かると思うが、なぜそれなりに人気があるか・・・、
それはあの『DTM』を席巻して圧倒的な勝ち方をしたからいまだに根強い人気があると思う(155オーナだけかもしれないが)
今、若者のクルマ離れが多いと嘆いている自動車メーカの経営者の皆さんは利幅の大きい大型高級車やミニバンと呼ばれるつまらないドンガラの車やSUVとよばれる重くてほとんど使わない3列シートのクルマばかり作っていないで、小型で省エネで乗って楽しい(Fun to Drive:昔どこかのメーカーが使っていたキャッチコピーだが)クルマの製作・販売と、その使い方としてのレースの主催や色々な企画をして若者のクルマ離れを食い止めないと大変なことになりますよ。
と、おじさんの個人的願望も含めてお願いします。