「竜馬暗殺」を観た | 酔眼(酔った眼でのあれやこれや)

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昨日夜中にBS2で「竜馬暗殺」(’74)を放送していた。


竜馬暗殺

主演は竜馬の原田芳雄、他には中岡慎太郎役の石橋蓮司、あの探偵物語やブラックレインで有名な松田優作、桃井かおりが出演している。

ストーリーは暗殺までの最後の三日間の出来事としてあるが、当時の世相的なものを反映しているのか、内ゲバ的なもの、実際には薩長に狙われ身内であるはずの中岡慎太郎や見回り組みにまで狙われすべての体制に嫌われている竜馬である。

現在の一般的竜馬のイメージを見事に破壊して、

司馬遼太郎の小説イメージや武田鉄也などがメディアで話すある種のさわやかさと違いすごく下品な竜馬を描いている。


一般的な竜馬ファンがこの映画を観たらすごく怒るだろうな。

(竜馬が好きで好きでしょうがないほどのファンは観ないほうがいいと思います)


原田芳雄のぎらついた演じ方にも当時の行き詰ったベトナム後や70年安保闘争後の厭世観を見て取れる。


自分は映画が好きでよく観るのだが、こんな映画が作られていた当時と違い今はTV局などとのタイアップ映画ばかりが目につきつまらなくなった。


最近は一時期よりまともな映画が製作されるようになったが「竜馬暗殺」の他にもこのような映画をこれからも観たいと思う、そんなにお金をかけなくても映画は作れるはずだから・・・・


映画製作関係者の皆さんがんばってくださいね。