煙が~!其の弐 | 酔眼(酔った眼でのあれやこれや)

酔眼(酔った眼でのあれやこれや)

マルチチャンネルアンプSR機器でJAZZなど、CinelliとKonaの2×2輪生活、最近は運転していないAlfaRomeoMiTo結局は妻専用スーパー(買い物用)カーとなり果てる、チワワの『らぶ』とPentaxKPなどで撮るへぼ写真、酔った眼でのだらだら・ぐずぐずな年金生活の日々

これも古くて恐縮だが、30年以上前の話。

当時はメインフレーム(ここ最近のサーバなどに対しての言葉だが)の時代、今でこそノンインパクトレーザプリンタが主流だが当時は横置きドラムの円周方向に活字(英数字、カタカナ、特殊記号のみ、漢字やひらがなは無かった)が埋め込まれ(132桁や136桁や一部160桁の活字の列が並んでいる)、その活字を間に長いインクリボンと連続用紙が下から上に送られながら裏側から同じ桁数のハンマーで叩くと印刷が可能というメカニズムの塊のようなラインプリンターと呼ぶ機械が主流であった(意外と印刷速度が早く2000行/分の能力があったがかなり騒音が出る)

ある日、徹夜で電子計算機のオペレーションをしていたときだが、当時は磁気テープ装置(MT)しかなく(HDDはもっと後で普及した)インプットMTを読ませて計算等の処理をしてアウトプットMTを出力する処理をコンソールデスクからぼんやり眺めていた。(ラインプリンタはコンソールデスクの後ろ側にあった)データ量が多いのでそれなりの時間が掛かっている、今と違って単独の処理(シングルジョブ・シングルタスク)しか出来ない計算機だったので並行処理(マルチジョブ・マルチタスク)が出来ない、したがってラインプリンターは動いていない(何も印刷しなくても活字の埋め込まれたドラムは高速回転している)ので比較的静かであったが、なにか焦げ臭い(?)

だんだん臭ってくるので振り向いたら、ラインプリンタから煙が出ている!
(前置きが長くてすみません、煙ネタおまたせしました)

びっくりして、慌ててプリンタの電源を切ってパネルをはずしドラムの辺りを見てびっくり、ドラムを回すために後ろ側のモータからベルトで駆動しているのだがテンションプーリが緩んでテンションが掛からずにスリップして摩擦で焦げて煙が出たようだ。(アルファエンジンと同じでベルトには苦労します 泣)

普通はメーカのエンジニアを呼んで修理してもらうのだが、当時のビルは夜間入退出が出来なかったので結局は自分で修理(テンション調整)して一件落着。