USENレコーディング

今回（5月18日レコーディング）の編成は、笙・尺八・胡弓・そして打楽器。
このシリーズ、12回目、提供した楽曲は60曲にして、打楽器が初めて入りました。
和の打楽器、主に小鼓と締太鼓です。

笙の音が顕す時の流れに、小鼓や太鼓を打ち込む。
尺八と胡弓がさりげなく物語を展開する、
という感じでしょうか。それぞれの曲にそれぞれ物語のイメージを反映しました。

ところで、よく着物の柄などに、笙と小鼓が描かれています。
雅やかなイメージの取り合わせですが、実際には雅楽楽器である笙と　能楽や長唄で用いられる小鼓が共演することは滅多にありません。
だから、一緒に鳴っている音を聴いた人も、殆どいないかと思います。

いざ演奏をしていただくと、音色がお互いを活かし合いながら、本当に着物柄のイメージ以上に雅やかな音色で、相性抜群でした。

小鼓は一丁で、音程・音質・強弱などとても音のバリー江ションがあることが改めてわかりました。
奏者の山内利一さんは、その繊細で多彩・自在な表現で演奏リクエストに応えてくださいました。
MIXの完成が楽しみです。

ザ・仕事人奏者
石川利光氏（尺八）　木場大輔氏（胡弓）　山内利一氏（打楽器）　林哲至氏（鳳笙）
今回は私のパートはありませんので　楽曲提供者として楽器ではなく譜面を持っとこうかなと。

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播磨陰陽道祝詞/尾畑雁多　　龍笛/出口煌玲