【ルビー☆ファンマガジン】
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薬師如来様達に楽しんでいただきました。
３月２６日、奈良薬師寺修二会（花会式）にて奉納演奏しました。
レナード衛藤さんとは、この日当日、初顔合わせ。
（観客としては何回か観たことはありますが）
雅樂吉祥座も、笙の伊藤えりさんと、篳篥の高木了慧さんとは、
メールで打ち合わせのやりとりはしてましたが、直接お顔を合わしたのは2日前、
実際の共演はこの日が初でした。
本番1時間前、奉納演奏メンバー5名は、僧侶の方々との行列に加わりました。
行列は天理大学雅楽部も加わり道楽（平調・五常楽急など）で先導しました。
とてもクオリティーの高い丁寧で素晴らしい演奏でした。
国宝薬師如来が鎮座する金堂内で法要に参列した後、いよいよ奉納演奏。
ところが・・・雨天のため、予定していた舞台ではなく、急遽 屋根のある中門・回廊内に太鼓・打楽器等を運びセッティング、 そこで演奏。
演奏スペースは狭くはなりましたが、見に来てくださった皆様と、ぐっと距離感が近くなったので、却って皆が一体感の中で楽しめたようです。
奉納演奏の始まりは雅楽チーム三管（雅樂吉祥座）、壱越調調子を元に即興展開も入れた演奏。
続いて、少しクロスフェードで入れ替わっての世界的打楽器奏者・スティーヴ・エトウ氏、世界的和太鼓奏者・レナード衛藤氏による ショータイム！
まるで会話してるかの如く 天才兄弟のやりとり、インプロビゼーション（即興）は、変幻自在で、ステージ袖で控えてる雅楽チームもすっかりオーディエンス状態。
終盤は、雅樂吉祥座が再度、一名ずつ加わり、ラストセッションからエンディングへ。
まず、僕とレナードさんとで挨拶がわりの笛と太鼓によるインプロ。
スティーブさんが徐々にビートを出したところに、了慧さんの篳篥が加わり、そしてえりさんの笙が加わってのセッション。
お二人の素晴らしく心地良いグルーヴに乗る、えりさんの柔らかく華やかな笙が絢爛な音の絨毯のよう、
そして、了慧さんの篳篥が、グルーヴのウネリをより大きく増幅します。
リッチなサウンドに気持ちよく龍笛で演奏、とても贅沢な思いでした(^o^)
途中で、修学旅行生の長い行列が中門を通過したときは、ウエルカム演奏状態も楽しかった。
こうして、素晴らしい才能.とキャリアの方々と、薬師寺花会式奉納演奏という形で共演でき、本当に幸せな一日でした。
平成28年3月26日
薬師寺 花会式 奉納演奏
出演：
スティーヴ エトウ 打楽器
レナード衛藤 和太鼓
共演：雅樂吉祥座
伊藤えり 笙
高木了慧 篳篥
出口煌玲 龍笛
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