主治医に再三呼び出され、「ご主人、腹をくくって下さい」と言われ、どんな意味があるのか

鍋島藩の「葉隠れの武士道」をのたまう。


そのチャコもそれから2年、生き延びている。


主治医に呼び出された理由は、チャコがしきりに鼻径管からとる流動食を嘔吐するからだ。

流動食を嘔吐するのは胃が弱ってる証拠。そのうちにまったく流動食をうけつけなくなって

しまう。あとは死を待つだけと言うのです。


わかりきったことを重々しく語るその医師には尊敬の念が沸いてこないのです。

医者だったら治してほしいと言いたいところですが、ここは病院医療所。

患者の病を治すのではなく、現状維持の状態を続けるだけのところなんです。


そんなある日のNHKの番組「タメシテガッテン」で凄いことを教えてもらいました。

どこの研究所か忘れましたが、元気に動いているハツカネズミの足の骨からある細胞を

除去すると、まったく動けなくなってしまう。そしてこの細胞を戻してあげると、また元気に

動き出したと言うのです。


この骨にあるこの細胞に負荷を与えると、活発に動き出し、体にある臓器を元気にする、

と言う。


これを知って私はあることに気づきました。「骨に負荷を与えると、骨にある特定の細胞

が元気に動き出し、内臓をよくしていくことになるんでは」と。


私は、これまでやってきた、四肢のリハビリ、特に足の屈伸運動に力を注ぎました。

このことを病院の理学療法士に伝えると、足裏から刺激を与えるリハビリの仕方を

教えてくれました。これは寝たきりの患者が立っているときと同じ刺激を受けることが

できると言うのです。当然ながら、足の骨への負荷がかかることは言うまでもありません。


もちろん多面的なリハビリの効果でなんでしょうが、チャコの通じがよくなったのです。

これまでない量のお通じがありましたよ、という介護士の言葉に、うれしさがこみ上げて

きました。そして体重も、今年に入ってから2キロも増えてきたのです。


足の屈伸運動というこの簡単なリハビリは、内臓をよくしていくだけではなく、寝たきりの

患者に多い骨粗しょう症の防止作用もあるというのですから、まさに一石二鳥ならぬ

一石三鳥の効果があるのですから、まさに屈伸運動さまさまです。