松の杜くげぬま

３月上旬に、参加している建物グループのSNSで情報を知り、神奈川県は鵠沼まで行ってきました。

この界隈は日本で最初の別荘分譲地として栄えたこともあり、そこかしこに広い敷地の趣ある建物が残っているようです。

もちろん現在も現役の建物もある中、こちらは国指定有形文化財にもなっている建物で、レンタルスペースとしても使われているようですが、限定公開で訪問です。

松の杜くげぬま

１９２８年（昭和３年）に建てられた「尾日向家住宅」だった建物だそうです。

最初のオーナーは別の方だそうですが、最初の別荘分譲の頃からの建物なんだそうです。

当時流行していたのであろう、和館と洋館が続く建物。

おそらくですが、来客をもてなすための洋館と、家族が住む和館。ってかんじなのでしょう。

玄関ポーチの装飾が、昭和のモダンなかんじを醸し出しています。

庭から見た和館

縁側にこんなリラックススペースがあるのがとても贅沢であり、癒し空間ですよねぇ

洋館の応接間

窓の金具や

扉の装飾が萌え～～

そして、お約束のステンドグラスです。

この時代のお金持ちの家に生まれたかった！と、こういう建物を見るたびに思います

シャンデリアの上は、鏝絵ではなく、一段下がった造り。

鏝絵は昭和初期にはあまり流行ってなかったのかなぁ・・・

よくわかりませんが、ちょっと今まで見たことがない造りでした。

こちらは玄関の灯り。

こちらはオーソドックスですね

このテの建物は、階段部分も見逃せないんですよねぇ

ほんとうにうっとりしてしまいます。

和館部分は普段は公開していないとか？？

お庭が見渡せる２面の大きな窓から光がさんさんと差し込んできます。

和館のモダンな明かり

フランス瓦葺というそうです。

ボウウィンドゥもある、豪華な建物です。

最初の方で紹介した玄関ポーチの様子を内側から見てみます。

扉も美しいですねぇ・・・

この別荘たる雰囲気が、とても良いです

季節はずれですみませんが、訪問が３月上旬だったのに、既にお庭には桜が。

河津桜でしょうかねぇ