親子関係とはどんな関係でしょうか。

 

先ずは生物的な関係は大きいです。その上で気持ち的な関係を考えると

 

 期待に応えなくても関係が継続する。

 

と私は考えています。

 

 人間関係において重要なのは「約束」です。「約束」を守らなければ、関係は破綻するでしょう。

その次は「期待に応える」です。「約束」においても、相手が「約束を守る」ことを前提に関係が成立しています。「約束」まで明確ではありませんが、「期待」も近いものがあります。相手の期待に応えない場合も関係が破綻する可能性が高くなります。

 

 期待に応えない人との関係を続けたいと思いますか?

 

この「期待に応えない」ことが許される関係が親子関係の特徴だと思います。

 

 親になると様々なことを子どもに期待します。

 

這えば立て。立てば歩けの親心。

 

 的を得た言葉だと思います。では子どもが親の期待に全て応えたら、応えようとしたらどうなるでしょう。おそらくその子は潰れてしまうと思います。親の期待に応えない。悪意とか反抗ではなく、親の理想と子どもの意思が違うだけのことです。

 

 子どもが意思表示をする=親の期待に反する

 

と言っても過言ではないでしょう。

 

 親の期待とは違う行動をする子どもを信頼し、支えられるか。

 

親の試練の時だと思います。